“黄泉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よみ57.4%
よみじ13.0%
あのよ9.3%
こうせん5.6%
ヨミ5.6%
よみぢ3.7%
かくりよ1.9%
くわうせん1.9%
したべ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしあなたさまがわざわざおいで下さつたのですから、なんとかして還りたいと思います。黄泉よみの國の神樣に相談をして參りましよう。
黄泉よみじの風は、それらの悲壮な群集を吹き送り吹き返し、吹きふくらし吹き散らす。およそ混戦とは何物であるか。一つの擺動はいどうである。
また恐ろしい人買いなどに捕えられないものでもなし、それより綺麗きれいなこの湖水へいっそ身を投げ死んだなら、黄泉あのよの実の母様にお目にかかることも出来ようかと……
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼としては団員として働いていた間は死を覚悟していた。しかしもう彼は団員でもない。それどころか既に銃殺されて黄泉こうせんの客となっていたはずである。
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
高天原と黄泉ヨミ国と本貫異なる両者を混同する様に見えるか知らぬが、何れも要するに幽冥に属する方々たる点に、疑ひはないのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
扨而さて此の二日の大地震は前古未曾有みぞうにて、御同樣杖とも又柱ともたよりに致居候水戸の藤田戸田之兩雄も搖打ゆりうちに被逢、黄泉よみぢの客と被成候始末、如何にも痛烈之至り
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
常樂界とこよべの、はた黄泉かくりよ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
取なといはるゝに忠右衞門殊勝けなげにも然らば父上ちゝうへ御免をかうむり御先へ切腹仕つり黄泉くわうせん露拂つゆはらひ致さんといさぎよくも短刀たんたうを兩手にもち左の脇腹わきばらへ既に突立つきたてんとする折柄をりから廊下らうか
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わかければ道行みちゆらじまひはせむ黄泉したべ使つかひひてとほらせ 〔巻五・九〇五〕 山上憶良
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)