“黄泉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よみ55.4%
よみじ14.3%
あのよ8.9%
こうせん5.4%
よみぢ5.4%
ヨミ5.4%
かくりよ1.8%
くわうせん1.8%
したべ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしあなた樣(さま)がわざわざおいで下さつたのですから、何(なん)とかして還りたいと思います。黄泉(よみ)の國の神樣に相談をして參りましよう。
黄泉(よみじ)の風は、それらの悲壮な群集を吹き送り吹き返し、吹きふくらし吹き散らす。およそ混戦とは何物であるか。一つの擺動(はいどう)である。
また恐ろしい人買いなどに捕えられないものでもなし、それより綺麗(きれい)なこの湖水へいっそ身を投げ死んだなら、黄泉(あのよ)の実の母様にお目にかかることも出来ようかと……
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼としては団員として働いていた間は死を覚悟していた。しかしもう彼は団員でもない。それどころか既に銃殺されて黄泉(こうせん)の客となっていた筈(はず)である。
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
扨而(さて)此の二日の大地震は前古未曾有(みぞう)にて、御同樣杖とも又柱とも頼(たより)に致居候水戸の藤田戸田之兩雄も搖打(ゆりうち)に被レ逢、黄泉(よみぢ)の客と被レ成候始末、如何にも痛烈之至り
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
高天原と黄泉(ヨミ)ノ国と本貫異なる両者を混同する様に見えるか知らぬが、何れも要するに幽冥に属する方々たる点に、疑ひはないのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
常樂界(とこよべ)の、はた黄泉(かくりよ)の
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫、薄田淳介(著)
取なと言(いは)るゝに忠右衞門殊勝(けなげ)にも然らば父上(ちゝうへ)御免を蒙(かうむ)り御先へ切腹仕つり黄泉(くわうせん)の露拂(つゆはら)ひ致さんと潔(いさぎ)よくも短刀(たんたう)を兩手に持(もち)左の脇腹(わきばら)へ既に突立(つきたて)んとする折柄(をりから)廊下(らうか)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
稚(わか)ければ道行(みちゆ)き知(し)らじ幣(まひ)はせむ黄泉(したべ)の使(つかひ)負(お)ひて通(とほ)らせ 〔巻五・九〇五〕 山上憶良
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)