“潔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いさぎよ55.5%
きよ24.6%
いさぎ12.7%
いさ1.3%
いさぎよし1.3%
きよし0.8%
けつ0.8%
いさぎよく0.4%
きよげ0.4%
きよま0.4%
きよめ0.4%
きよら0.4%
さつぱ0.4%
イサギヨ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
有爲轉變の世の中に、只〻最後のきこそ肝要なるに、天にき人に離れ、いづれれぬをば、何處までしまるゝ一門の人々ぞ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
そして魂が浴する青春の泉は、力と喜悦とのい光輝は、麗わしくかつ有益であって、人の心をますます偉大ならしむるものである。
音楽の処女地であった日本に、陳、呉の役目を果すためには、単にレコードの悪口を言ってよしとしているわけには行かなかった。
そこの窓をぎよく明け放した彼は、東向に直立して、上野の森の上から高く射す太陽の光を全身に浴びながら、十遍ばかり深呼吸をした。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それ以来島田とは絶交状態だったが、正造も多年の心友に暴力をふるったことを決してとしているわけではなかった。
渡良瀬川 (新字新仮名) / 大鹿卓(著)
郷古もいた。及川古志郎もいた。久留米大学の学長になった小野寺直助もいたと思う。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
梅林は初め抽斎に学び、に来たもので、維新後名をと改め、明治二十一年一月十四日に陸軍一等軍医を以て終った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
唯、死に際して、縷々予が呪ふ可き半生の秘密を告白したるは、亦以て卿等の為にせんと欲するが為のみ。卿等にして若し憎む可くんば、即ち憎み、憐む可くんば、即ち憐め。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
一 身のも衣裳の染色模様も目にたゝぬ様にすべし。身と衣服とのずしてなるはよし。を尽し人の目に立つ程なるはし。只我身に応じたるを用べし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そ外より人に入るものの人を汚し能はざる事を知らざる。そは心に入らず、腹に入りてす。すなはちふ所のものれり。」
西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「慎みて誰にも語るな、ただ往きて己を祭司に見せモーセが命じたる物を汝ののためにげて人々に証せよ」、ということでした(一の四三、四四)。
耳の濁りという。古今に通ぜぬくせに、我意ばかり猛々しい。これを情操の濁りと申す。日々坐臥の行状は、一としてかなるなく、一として放恣ならざるはない。これ肉体の濁りである
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たる願山とは汝かことかハテサア驚くな其方が白状せぬ前に汝の切首の多兵衞がらず白状して仕舞たは何も今更すには及ばぬイヤれは勿々並々ではないコレ願山能承まはれ汝が兄の多兵衞はりとして小氣味ぢや其方もの通りすツぱりと白状せよ主税之助にまれ島の死骸
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
き神国の けがさじと こゝろくだくか。神国の人
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)