“潔斎”のいろいろな読み方と例文
旧字:潔齋
読み方割合
けっさい81.3%
いもゐ6.3%
けつさい6.3%
ものいみ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いうな、たれが億劫おっくうだといった。ただ不便と感じただけのこと。よしよし、あす一日潔斎けっさいして、われ一人、天師の仙家へまかるであろう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
身まかりて四十日よそか九日ここのつかわが妻の潔斎いもゐもあはれ今日かぎりかな
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
神使にあたりたる人潔斎けつさいして役をつとむ。これを大夫といふ。
新野しんやの居城に、歳暮や歳旦さいたんを迎えているまも、一日とて孔明を思わぬ日のない玄徳は、立春の祭事がすむと、卜者ぼくしゃに命じて吉日をえらばせ、三日の潔斎ものいみをして身をきよめた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)