“勤”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
つと61.5%
つとめ20.5%
いそし2.6%
づとめ2.6%
ツト2.6%
いそ1.7%
つとむ1.7%
1.7%
イソ1.7%
きん0.9%
(他:3)2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“勤”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸11.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ねえさんは、元気げんきよく、いつものように、ほがらかなかおをして、おつとめからかえってきました。
ある夜の姉と弟 (新字新仮名) / 小川未明(著)
龍夫たつお父親ちちおやは、南洋なんよう会社かいしゃつとめていて、その病死びょうししたのです。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「それではかう云ふのですな、貴方はつとめを為てをつても、外の客には出ずに、この人一個ひとりを守つて——さうですね」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
祝儀取るにも心持がかろうから、是非見たい。が、しかし心のままにしなよ、決してつとめを強いるじゃないぞ。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その中には田疇でんちゅうと、山林と、道路と、家屋とが散在して、人々は各〻その或る部分を私有し、田園の整理と平安とにいそしんでいる。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ちょうど科学者が少しでもこの世を真理に近づけたいと仕事にいそしむように、私は生きている間に少しでもこの世を美しくしてゆきたいと念じている者です。
美の国と民芸 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
戸沢は五百いおに説くに、山田の家世かせいもといやしくなかったのと、東京づとめの身を立つるに便なるとを以てし、またこういった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
得意先多き清二郎は本所辺に別宅べったくを設けてのかよづとめ何遍なんべん言うてもあの女でない女房は生涯持ちませぬとの熱心に、物固い親類さへ折り合ひて、小花を嫁に取引先なる、木綿問屋の三谷がなかだちしたとか、兼吉はまたけふが日まで
そめちがへ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
をい。無言シジマツトめも此までぢや。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
をい。無言シヾマツトめも此までぢや。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
こう互いに慰め合いながら、各自めいめいの奉仕にいそしむのであった——教団を出ようと決心した庄三郎の心持ちが、この信徒達の態度を見ると、また変らざるを得なかった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そのいそしみを、郎女も時には、端近くいざり出て見て居た。とがめようとしても、思いつめたような目して、見入って居る姫を見ると、刀自は口を開くことが出来なくなった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
嫜の方のつとむべきわざおこたるべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
このごろ養子つとむが帰朝以来。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
「あんだ等が百姓だなんて……百姓しねえたって、役場さるが、学校さでもたら……」
土竜 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
今ではとんと指折ることも御在ません、世のいゝ時には一旦落籍ひっこんでもじきまたたものですが、当節のように世が悪くっては、芸妓もたいていではないので、落籍ひっこんだとしたら容易に出ません
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
唯旧来のものは、暗愚な色気をシンにして動いてゐるのだが、其をもつとイソしい精神的な美しさに綜合したものだつたのである。
七段目のお軽などには、平右衛門とのめぐり合ひに、誰よりよいイソしさと、陰影クマなさの美しさを表した。
きんとのぢよの事も亦同じである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
苦しさえがたけれど、銭はなくなる道なお遠し、ごんという修行、にんと云う観念はこの時の入用なりと、歯をくいしばってすすむに、やがて草鞋わらじのそこ抜けぬ。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
思ったよりは高名で、現に、この頃も藤屋に泊った、何某侯なにがしこうの御隠居の御召に因って、上下かみしもで座敷をた時、(さてもな、鼓ヶ嶽が近いせいか、これほどの松風は、東京でも聞けぬ、)と御賞美。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おお、浩も、真弓も、聞いて貰いたいことがあるんだ。ほかでもないが、いよいよアメリカの飛行機が、この浜の上へ沢山攻めてくるということだが、聞けば、監視に立つ人数が足りないと、町長さんの話じゃ。何でも、防空監視哨というのは、眼と耳とが確かならばつとまるそうじゃが、其処で考えたことがある。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)