“勤人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つとめにん92.3%
サラリーマン7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いよいよ来るねッ」丸の内の会社から退けて、郊外中野へ帰ってゆく若い勤人つとめにんが、一緒に高声器の前に駆けこんだ僚友りょうゆうに呼びかけた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
が、少くとも女性の読者に多少の魅力みりよくのあることは決して「勤人つとめにん」や「海上日記」や「葡萄酒ぶだうしゆ」のあとには落ちない筈である。
変遷その他 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
春藤良一の父は有名な大百貸店の支配人でしたが、二、三年前に亡くなって、その遺子の良一は、若い勤人サラリーマンとして、その百貨店に勤めて居たのです。
身代りの花嫁 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)