“僚友”の読み方と例文
読み方割合
りょうゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いよいよ来るねッ」丸の内の会社から退けて、郊外中野へ帰ってゆく若い勤人(つとめにん)が、一緒に高声器の前に駆けこんだ僚友(りょうゆう)に呼びかけた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
片手で木の根や枝をつかみ僅かに身体を支えて歩き悩みながら、先刻何気なく呟いた言葉の意味が執拗(しつよう)に胸にからむのを彼は感じ始めていた。アパリに居た頃の彼の僚友(りょうゆう)の大半は既に亡い。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
二人は元々K県出の、たいへん仲の善い僚友(りょうゆう)だったが、あの事件の時から一年程前に、儂も識(し)っているがAという若い女が、二人の間近かに現われてからというものは、急に二人は背(そむ)いて行った。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)