“僚艇”の読み方と例文
読み方割合
りょうてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その電話のおわるのを待ちかねていたように、僚艇りょうていからの報告がどんどん隊長へとどけられた。『出航用意』が、もはや完全にととのったと知らせてきたものもある。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
せっかく身ぢかに発見した僚艇りょうていが、このような有様なので、一号艇上に指揮をとる佐伯船長以下二十三名の船員たちは、いいあわせたように不安な気持に顔をくもらせている。
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
第六号艇のまわりには、僚艇りょうていから放射する探照灯たんしょうとうが数十本、まぶしく集まっていた。その中には、空間漂流器を身体につけて、艇からばったのようにとびだす乗組員たちの姿もうつっていた。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)