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『日の果て』
ふりがな文庫
『
日の果て
(
ひのはて
)
』
暁方、部隊長室から呼びに来た。跫音が階段を登り網扉を叩く前に、落葉の径を踏んで来る靴の気配で、彼は既に浅い眠りから浮上するようにして覚めていた。当番兵の佐伯の声である。網扉のむこうで薄黝く影が動くのが見えたが、すぐ行く、と彼は返事をしたまま …
著者
梅崎春生
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「思索 秋季号」1947(昭和22)年9月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間21分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
終
(
おお
)
住民
(
シビリアン
)
虚
(
うつ
)
外
(
そ
)
稚
(
おさ
)
旧
(
きゅう
)
萎
(
しな
)
灯
(
ともしび
)
頑
(
かたくな
)
展
(
ひろ
)
蝶番
(
ちょうつが
)
外
(
はず
)
手拭
(
てぬぐ
)
撃鉄
(
げきてつ
)
辛
(
かろ
)
独白
(
どくはく
)
鶏卵
(
けいらん
)
馳
(
か
)
交
(
かわ
)
風
(
ふう
)
疾風
(
しっぷう
)
俄
(
にわ
)
候鳥
(
こうちょう
)
悪
(
にく
)
雲母
(
うんも
)
自
(
おのずか
)
公算
(
こうさん
)
凝視
(
ぎょうし
)
礫
(
こいし
)
鎧
(
よろ
)
剥
(
む
)
鎖
(
くさり
)
堤
(
つつみ
)
錆
(
さ
)
穀倉
(
こくそう
)
突如
(
とつじょ
)
柄
(
つか
)
耳朶
(
じだ
)
訊
(
たず
)
召還
(
しょうかん
)
詳細
(
しょうさい
)
賭
(
と
)
擬
(
ぎ
)
摺
(
ず
)
茶番
(
ちゃばん
)
行嚢
(
こうのう
)
苛烈
(
かれつ
)
花片
(
はなびら
)
芯
(
しん
)
船倉
(
せんそう
)
舐
(
な
)
自棄
(
やけ
)
膝頭
(
ひざがしら
)
腫
(
は
)
背
(
そむ
)
肱
(
ひじ
)
股
(
また
)
肋骨
(
ろっこつ
)
老獪
(
ろうかい
)
羞恥
(
しゅうち
)
羊歯
(
しだ
)
罵
(
ののし
)
繁殖
(
はんしょく
)
縫
(
ぬ
)
縁
(
ふち
)
綴
(
つづ
)
網目
(
あみめ
)
破目
(
はめ
)
犬歯
(
けんし
)
独楽
(
こま
)
献身
(
けんしん
)
猶
(
なお
)
生気
(
せいき
)
甲高
(
かんだか
)
疼
(
うず
)
痙攣
(
けいれん
)
痰
(
たん
)
痴
(
し
)
益々
(
ますます
)
真蒼
(
まっさお
)
眼花
(
めばな
)
瞳
(
ひとみ
)
瞼
(
まぶた
)
矜持
(
きょうじ
)
破倫
(
はりん
)
粁
(
キロ
)
絨氈
(
じゅうたん
)
素気
(
そっけ
)
紛
(
まぎ
)
紅潮
(
こうちょう
)
糧食
(
りょうしょく
)
糧秣
(
りょうまつ
)
粟立
(
あわだ
)
粟
(
あわ
)
節々
(
ふしぶし
)
硬
(
こわ
)
磧
(
かわら
)
称呼
(
しょうこ
)
筈
(
はず
)
籾
(
もみ
)