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頑
ふりがな文庫
“頑”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
がん
37.1%
かたく
28.8%
かたくな
22.7%
ぐわん
5.2%
かた
4.4%
カタクナ
1.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がん
(逆引き)
例によってお役人にソッと頼んで、
緩
(
ゆる
)
い手錠に取替えてもらうように運動をしようとすると、本人の道庵先生が
頑
(
がん
)
として頭を振って
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
頑(がん)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かたく
(逆引き)
しかし
頑
(
かたく
)
なの芸術家はこうなってさえ折れようとはせず、蒼白の顔色に痙攣する唇、畳へ突いた手の爪でガリガリ畳目を掻きながら
北斎と幽霊
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
頑(かたく)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かたくな
(逆引き)
仮令
(
たとえ
)
幾晩となく眠られない夜が続きに続いて彼の小さな魂を揺するようにしても、
頑
(
かたくな
)
な捨吉は独りで耐えられるだけ耐えようとした。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
頑(かたくな)の例文をもっと
(50作品+)
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▼ すべて表示
ぐわん
(逆引き)
併し周三は、實に
厄介
(
やくかい
)
極
(
きは
)
まる
伜
(
せがれ
)
であツた。奈何なる
威壓
(
ゐあつ
)
を加へても
頑
(
ぐわん
)
として動かなかツた。威壓を加へれば加へるほど
反抗
(
はんかう
)
の度を
昂
(
たか
)
めて來た。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
頑(ぐわん)の例文をもっと
(12作品)
見る
かた
(逆引き)
妻を相手にこぼしていたのとはうって変って、この
頑
(
かた
)
くなな隣人の心を柔げる興味のために、自分の心持をすっかり取かえてしまった。
遺産
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
頑(かた)の例文をもっと
(10作品)
見る
カタクナ
(逆引き)
けれども、
頑
(
カタクナ
)
な
當麻氏
(
タギマウヂ
)
の語部の
古姥
(
フルウバ
)
の爲に 我々は今一度、去年以來の物語りをしておいても、よいであらう。まことに其は、
昨
(
キゾ
)
の日からはじまるのである。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
頑(カタクナ)の例文をもっと
(4作品)
見る
“頑”の意味
《名詞・形容動詞》
(かたくな)頭が固く、他人の考えを拒む様子。
《形容動詞》
(ガン) (「頑として」の形で)人の意見や助言などを拒むさま。
(出典:Wiktionary)
頑
常用漢字
中学
部首:⾴
13画
“頑”を含む語句
頑固
頑丈
頑童
頑強
頑愚
頑是
頑張
頑癬
頑冥
頑健
頑迷
頑陋
頑固爺
頑固者
頑冥不霊
頑然
頑民
頑執
昏庸頑夫
頑固親爺
...
“頑”のふりがなが多い著者
吉川英治
中里介山
小山清
アントン・チェーホフ
島崎藤村
正宗白鳥
徳田秋声
山本周五郎
有島武郎
夏目漱石