トップ
>
頑癬
ふりがな文庫
“頑癬”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かさ
33.3%
がんせん
33.3%
たむし
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かさ
(逆引き)
予は初めは和服にて蕨採りに出でし際に、小虫を耐忍する事
一時
(
ひととき
)
ばかりなるも、面部は一体に腫れ、殊に
眼胞
(
まぶた
)
は腫れて、両眼を開く事能わず、手足も共に皮膚は
腫脹
(
しゅちょう
)
と
結痂
(
けっか
)
とにて
恰
(
あだか
)
も
頑癬
(
かさ
)
の如し。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
頑癬(かさ)の例文をもっと
(1作品)
見る
がんせん
(逆引き)
ナポレオンの田虫は
頑癬
(
がんせん
)
の一種であった。それは
総
(
あら
)
ゆる皮膚病の中で、最も
頑強
(
がんきょう
)
な
痒
(
かゆ
)
さを与えて輪郭的に拡がる性質をもっていた。
掻
(
か
)
けば花弁を踏みにじったような汁が出た。
ナポレオンと田虫
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
頑癬(がんせん)の例文をもっと
(1作品)
見る
たむし
(逆引き)
人により好き嫌いあるべきも、香油質のやや粘ったもので、予自身は甚だ好きだったが、医者が
頑癬
(
たむし
)
の異態だろうとて薬を
傅
(
つ
)
けても今に全癒せぬが、香液は三年切りで出でやんだ。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
頑癬(たむし)の例文をもっと
(1作品)
見る
“頑癬”の意味
《名詞》
白癬菌の寄生による湿疹性の皮膚疾患。内股、体躯などにでき、かゆみを伴う。いんきんたむし。
(出典:Wiktionary)
頑
常用漢字
中学
部首:⾴
13画
癬
漢検1級
部首:⽧
22画
“頑”で始まる語句
頑固
頑
頑丈
頑張
頑是
頑強
頑健
頑迷
頑冥
頑愚
“頑癬”のふりがなが多い著者
関寛
南方熊楠
横光利一