“頑健”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がんけん95.2%
ぐわんけん4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫のように頑健がんけんで抵抗力の強い人は自分達のような華奢きゃしゃで病気に罹りやすい者の気持が分らないのだと云う考があり、貞之助の方には
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
父や祖父から頑健がんけんな体格を受け継いでいた。一家の者は弱虫でなかった。病気であろうとあるまいと、決して愚痴を言わなかった。
やぶれて、毎日まいにちちつける疾風しつぷうめにかたむけられたさゝ垣根かきねには、せま往來わうらいえてくぬぎ落葉おちば熊手くまでいたやうにあつまつてつらなつてる。およくぬぎほど頑健ぐわんけんるまい。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)