“櫟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くぬぎ94.9%
いちい1.7%
いちひ1.7%
なら1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪こそは降り出さなかったが、その灰色をした雪雲の下に、骨を削ったようなの木立は、寒い木枯に物凄い叫びをあげていた。
不幸 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
彼は胸の勾玉を圧えながら、の間に張り詰った蜘蛛の網を突き破って森の中へ馳け込んだ。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
川くまのふたもとかげみれば猶も君見ゆわれ遠ざかる
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
茅草・尾花の布きく草の海の上に、の雑木林が長濤のようにうち冠さっていた。榛の木は房玉のような青い実をつけかけ、風が吹くと触れ合ってかすかな音を立てた。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)