“檜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひのき91.3%
6.4%
0.6%
ねず0.6%
0.6%
0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、聞かっしゃい、わしはそれからひのきの裏を抜けた、岩の下から岩の上へ出た、の中をくぐって草深いこみちをどこまでも、どこまでも。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鎌倉時代には、ここの檜が都へ送られ、仏師の彫刀に刻まれたらしい史証もあるとか。で、観心寺には、尾山おさんの山号もある。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
浪路は、の香の高い風呂の中で、澄み切った湯に、すんなりした手足を透かして見て、心からのほほえみが止まらないのだった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
その雪峰の前を通りだんだん進んで谷間に降りますとその谷間の岩の間にもまたねずの古木が生えて居りますがそのは実に美しいです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
はだぶき 簷端にせまる星みれば、しのゝめ近く成ぬ。此夜も
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その雪峰の前を通りだんだん進んで谷間に降りますとその谷間の岩の間にもまたねずの古木が生えて居りますがそのは実に美しいです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)