“檜町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひのきちょう66.7%
ひのきちやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それまで、彼女は、五年間ばかりいた赤坂檜町ひのきちょう十番地の家を引き払うことにしたのだ。拾った猫で、よくれているのがいたが、泡鳴がきらいだというので、近所へあずけてまで行くことにした。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
やがて、赤坂檜町ひのきちょうへ入って、溜池ためいけへ出た。道筋はこうなるらしい。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なかちやうから檜町ひのきちやうの高臺にあがると、麻布あざぶの龍土町である。そこの第一聯隊と第三聯隊との間に龍土軒と云ふ佛蘭西フランス料理屋がある。そこが龍土會の會場であつた。