“馴”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
96.1%
なれ2.2%
なら0.7%
じゅん0.2%
なじ0.2%
なつ0.2%
0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“馴”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語28.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
一度平気でそこを通り抜けたら、れれば馴れるほど、親しみが増すだけで、恋の神経はだんだん麻痺まひして来るだけです。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
芳江は元来母やあによめついていたが、いざとなると、お重だけでも不自由を感じないほど世話の焼けない子であった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ちよこ/\と入つては、縫物ぬいもの交返まぜかえす、物差ものさしで刀の真似、なれツこになつてしたしんで居たけれども
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
なれ破屋あばらや駈戻かけもどりぬるが、優然として長閑のどかたて風流仏ふうりゅうぶつ見るよりいかりも収り
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
黒の中折帽をやや目深まぶか引側ひきそばめ、通学にならされし疾足はやあしを駆りて、塗籠ぬりこめの角よりななめに桐の並木のあひを出でて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
しかるにかねてより斥候せきこうの用にてむためならきたる犬の此時このときをりよくきたりければ、かれを真先に立たしめて予は大胆だいたんにも藪にれり。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
無意識的虚偽は、意識を明確にじゅん練することによって、良心を鋭くすることによって、意識の閾の内に繰り入れることが出来、そしてこの鋭くされた良心の力を借りて屈伏せしめられ得るであろう、と。
イデオロギーの論理学 (新字新仮名) / 戸坂潤(著)
「あの人はお前の御亭主さんにもらッたのだヨ」ト坐興に言ッた言葉の露をまことくんだか、初の内ははにかんでばかりいたが、小供のなじむは早いもので
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
見れば、猿のような顔をした不思議な少年が、妙になつッこい眼をして近づいているのである。野武士の天蔵は、ややしばし穴のあくほど見つめていたが、
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ねこ、(中略)人家ジンカチヒサキケモノヒトトコロナリ。温柔ヲンジウニシテヤスク、マタネズミトラフレバフ。シカレドモ竊盗セツタウセイアリ。カタチトラ二尺ニシヤクラズ。(下略げりやく)」
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)