“昔馴染”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むかしなじみ96.2%
むかしなじ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さうぢやあるまい、何んかお前思ひ込んで居るだらう。借金取に追つ駈けられるとか、義理が惡い昔馴染むかしなじみに取つちめられたとか」
こちらの三枝さんの奥さんは、日向さんの奥さんとは昔馴染むかしなじみでしたので、婆さんは出しなにちょっといとまごいに立寄ったのでした。
朴の咲く頃 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
でも寄席よせへなぞ金さんと一緒に来てなすって、あれがお光さんという清元の上手なだって、友達から聞いたことはありますんで……金さんも何でしょう、昔馴染むかしなじみてえので
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)