“乞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
86.4%
3.4%
こひ2.1%
こい2.1%
こは0.9%
こふ0.9%
0.9%
0.4%
こう0.4%
こお0.4%
こつ0.4%
ごい0.4%
ごひ0.4%
ねが0.4%
もら0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時ヘルンから万葉集の歌を質問され、答えることができなかったので、泣いてその無学を詫び、良人に不実の罪の許しをうた。
それからの旭茶屋事件には、仏人からの命いがあり、九人の土州兵を流罪ということにして肥後と芸州とに預けるような相談も出た。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
錢屋方へつかはさる兩人の與力は旅館に到り見るに嚴重なる有樣なれば粗忽の事もならずと玄關に案内を重役に對面の儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
甚助は、を許した。しかし、誓約にめて後日の再会を約し、なお行くと、また彼を追って来た者がある。岩村田の近郷に住む田宮平兵衛という郷士だった。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ば一先させ申べしとて兩人は急に羽織にて彼旅館へき中の口に案内をば此時取次の役人は藤代要人成しが如何にも横柄に何用にやと問ば庄藏三郎兵衞の兩人は手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
に取次出來れば越前守申さるには夜中だ恐入存ずれど天下の一大事に付越前推參仕つて候何卒中納言樣へ御目通の儀願上奉る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
玉劔を受領する時の動作に、「す」と謂つた用語例もある。領巾・袖をふるのも、霊ごひの為である。又、仮死者の魂を山深く覓め行くのも、こひである。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
高岡石動間の乗り合い馬車は今ぞ立野より福岡までの途中にありて走れる。乗客の一個煙草火りし人に向かいて、雑談の口を開きぬ。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その一つは野村の手紙で、もう一つは帯封に高評の判がある『城』の今月号だった。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
主人とブレインとは互に議論を戦わしたが、二人ともガロエイ卿に助けをうとはしなかった。しばらくするとその討論もひどくだれ始めた。ガロエイ卿もそこを立上って客間を目指した。
「心弱うては、の世界では、じきに、身を落すほかはない——それにしても、太夫、よいことを耳に入れてくれましたな、このことは、長崎屋には、当分のあいだ、耳に入れぬよう頼みますぞ」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
こちらの三枝さんの奥さんは、日向さんの奥さんとは昔馴染でしたので、婆さんは出しなにちょっといとまに立寄ったのでした。
朴の咲く頃 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
「貴方は不断から雨が所好だつたから、きつとそれで…………に降つて来たんですよ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
望めるものなり。彼はばからずピラトに往きてイエスのひたり。
西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
食っていけるからそれが方々で銭をった報恩になるとはいわれまい。私は馬方こそするが、まだ乞食はしたくない。もとよりお志は受けたいのは山々だ。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)