“命乞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いのちご35.7%
いのちごい35.7%
いのちごひ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こいつらは木津川口でさらし物になっている桂屋太郎兵衛の子供でございます。親の命乞いのちごいをするのだと言っています」
最後の一句 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
公子 よし、その金銀を散らし、施し、棄て、蔵をこぼち、家を焼いて、もとの破蓑やれみの一領、網一具の漁民となって、娘の命乞いのちごいをすれば可かった。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なしながら可睡齋樣かすゐさいさまと呼上れば執次とりつぎの者は立出て書院へ案内す可睡齋は外記に對面して時候の挨拶あいさつをはり後に九助が命乞いのちごひの趣きを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)