最後の一句さいごのいっく
元文三年十一月二十三日の事である。大阪で、船乗り業桂屋太郎兵衛というものを、木津川口で三日間さらした上、斬罪に処すると、高札に書いて立てられた。市中至る所太郎兵衛のうわさばかりしている中に、それを最も痛切に感ぜなくてはならぬ太郎兵衛の家族は …
作品に特徴的な語句
ひつじ こうべ 明日みょうにち 願書ねがいしょ 格好がっこう しず のど 貫木かんのき かみ 書院しょいん じょう ごと 前役まえやく 金高かねだか そろ ほこさき 入牢にゅうろう 驚愕きょうがく 痩肉やせじし おもて 生先おいさき 気色けしき 願書がんしょ 末子ばっし 白紙しらかみ 有福ゆうふく 月番つきばん 一人ひとり 書役かきやく 高札こうさつ 白州しらす 赤子あかご 秋田あきた 稲垣いながき 米主こめぬし おく 茫然ぼうぜん ふすま 詰所つめしょ 詰衆つめしゅう 貞享じょうきょう 里方さとかた 和睦わぼく 命乞いのちご 同心どうしん 同役どうやく 厄難やくなん 南組みなみぐみ 午過ひるす やいば 出座しゅつざ 城代じょうだい 公事くじ 元文げんぶん 伺中うかがいちゅう せがれ 与力よりき 下刻げこく 上役うわやく 憎悪ぞうお 日限にちげん 日延ひのべ 新参しんざん 新七しんしち 斬罪ざんざい 教唆きょうさ 提灯ちょうちん 書付かきつけ 情偽じょうぎ 御意ぎょい 弟妹きょうだい とこ おうな 姉妹きょうだい 天満てんま 大阪おおさか
題名が同じ作品
最後の一句 (旧字旧仮名)森鴎外 (著)