“金高”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんだか54.5%
かねだか39.4%
かなだか3.0%
かねたか3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほのかに聞き知っているが、父親が質屋の金しか借りたことがなく、それも借りたい金高きんだかを番頭が因業で貸してくれぬことがあっても
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
しかも、だんだん金高かねだか騰上あがってゆくのにしたがって、人気が上っていって、一流のお茶やさんから引っぱりだこにされていた。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
次に地ならし植えつけに費やすべき金高かなだかが以外に多い。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
安宅あたけの松の鮨、竈河岸へっついがし毛抜けぬき鮨、深川横櫓よこやぐらの小松鮨、堺町さかいちょう金高かねたか鮨、両国の与兵衛よへえ鮨などが繁昌し、のみならず鮨もだんだん贅沢になって
顎十郎捕物帳:22 小鰭の鮨 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)