“安宅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あたか84.4%
あたけ12.5%
あだか3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これは」と思って眼をやると、対岸安宅あたか町の方角で、飛び廻っている御用提灯ちょうちん! しかも五つ六つではない、二十三十乱れている。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
安宅あたけの松の鮨、竈河岸へっついがし毛抜けぬき鮨、深川横櫓よこやぐらの小松鮨、堺町さかいちょう金高かねたか鮨、両国の与兵衛よへえ鮨などが繁昌し、のみならず鮨もだんだん贅沢になって
顎十郎捕物帳:22 小鰭の鮨 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
安宅あだかの関をすぎ、倶利伽羅峠をこえて、越中に入り、水橋川を渡つた——といふ史話がある。
念仏の家 (新字旧仮名) / 小寺菊子(著)