トップ
>
『念仏の家』
ふりがな文庫
『
念仏の家
(
ねんぶつのいえ
)
』
私の家の祖先は、越中の国水橋といふ小さな漁村の生れであつた。 「有磯の海」といふのである。枕の草紙に、「渡りはしかすがの渡、こりずまの渡、みづはしの渡」とある。その水橋である。文治二年正月末、源義経主従十七人が山伏の姿となつて奥州へ落去の途 …
著者
小寺菊子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約28分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
透
(
とう
)
脅
(
おどや
)
確
(
しつか
)
此地
(
こつち
)
徒
(
いたづら
)
住居
(
すまゐ
)
昔語
(
むかしかた
)
室
(
むろ
)
滑川
(
なめりがは
)
疾
(
とう
)
両鬢
(
りやうびん
)
落胆
(
がつかり
)
家
(
や
)
安宅
(
あだか
)
許嫁
(
いひなづけ
)
真黒
(
まつくろ
)
近頃
(
このごろ
)
放
(
ほう
)
摺
(
ず
)
折角
(
せつかく
)
糀
(
かうぢ
)
怪
(
あや
)
賑
(
にぎや
)
年老
(
としよ
)
容色
(
きりやう
)
跨
(
また
)
落莫
(
らくばく
)
窃
(
ひそ
)
蒸
(
む
)
這
(
は
)
稚子
(
ちご
)
陥
(
おちい
)
討死
(
うちじに
)
香
(
か
)
鹵簿
(
ろぼ
)
方
(
かた
)
幻
(
まぼろし
)
丸髭
(
まるまげ
)
伜
(
せがれ
)
利
(
き
)
力瘤
(
ちからこぶ
)
只
(
ただ
)
可笑
(
おか
)
吐
(
つ
)
呆
(
あき
)
実家
(
さと
)
家
(
うち
)
煙管
(
きせる
)
従姉
(
いとこ
)
忙
(
せわ
)
怠
(
おこた
)
房
(
ふさ
)
掴
(
つか
)
有磯
(
ありそ
)
木
(
き
)
椽
(
えん
)
溜息
(
ためいき
)