“容色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりょう70.2%
きりやう18.1%
ようしょく3.2%
ようしよく2.1%
いろかたち1.1%
かおいろ1.1%
かほかたち1.1%
きりよう1.1%
みめ1.1%
みめかたち1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、串戯ではありません、容色風采この人に向って、つい(巡礼結構)といった下に、思わず胸のせまることがあったのです。——
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
昔から優しい性質の女で、容色よしのお文さんは、私のために「ばい、蟹、いかの刺身」などこの国自慢の献立をして私を悦ばせた。
念仏の家 (新字旧仮名) / 小寺菊子(著)
三重子はその写真の中に大きいピアノを後ろにしながら、男女三人の子供と一しょにいずれも幸福そうに頬笑んでいる。容色はまだ十年前と大した変りも見えないのであろう。
早春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
少主婦人あり。容色艷麗一代してしくともによりなし。常人なるなかりき。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
人眼が怖いか裏口から、横町へ抜ける細道伝いに娘お糸が今しも自家を出るところ、町家にしては伊達者めいた艶姿、さすが小町の名を取っただけ、容色着付の好み、遠眼ながら水際立って見えた。
安眠は何よりも容色を美しくするものだといふ事を思ふと、荷馬車の音も聞かないで、ぐつすり眠る事の出来るヴエニス女の美しいのに何の不思議はない筈だ。
に、容色だつて十人よりいぢやありませんかと梅子が云つた。是にはも異議はなかつた。代助も賛成のを告白した。四人はから高木の品評に移つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
の古戦場をつて、矢叫の音を風に聞き、浅茅の月影に、の都を忍ぶたぐひの、心ある人は、此のが六十年の昔をして、世にもなる、容色よき上﨟としても差支はないと思ふ
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「それでは、今日はこれでおいたしますわ。でも御安心くださいませ。容色の点では、もう見る影もございませんけれど、身体だけは、このとおり、すこやかでございますから」
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)