“差支”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしつかえ45.7%
さしつか43.4%
さしつかへ10.3%
さしつかゆ0.3%
さしつけ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の赤十字社の如きは勿論必要なものであるけれども、しかし今赤十字社がないとして差支を生ずるといふほどのものでもない。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
これはあるいは時代の異なったためでもあろうが、また一方身体に注意を払わなかったために、失敗をしたものと見て差支えは無い。
運動 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
とかういふ順に煽飲つたといふから、朝から晩まで酒につてゐたものと見て差支なからう。道理で自分の選んだ墓の銘には
三条 船数並びに商売銀高ともその限を立つることなし、しかしながら持渡の貨物日本人に応ぜず、は代り品等差支る時は、交易を遂げざる儀も有るべき事。
空罎 (新字新仮名) / 服部之総(著)
今まで居た女には指一本さしても不可なかったかも知れねえが、今度来た女なら差支えなかろう。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)