“好”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
30.4%
29.1%
14.3%
すき6.1%
この5.8%
2.4%
ずき1.5%
よし1.4%
このみ1.4%
いい1.1%
1.1%
よしみ0.7%
いゝ0.6%
ごの0.4%
よき0.4%
よい0.3%
よく0.3%
うま0.2%
こう0.2%
すか0.2%
よみ0.2%
かう0.1%
0.1%
えゝ0.1%
このめ0.1%
0.1%
よか0.1%
よろ0.1%
エヽ0.1%
ハオ0.1%
0.1%
0.1%
よさ0.1%
ええ0.1%
ごのみ0.1%
すきな0.1%
すつ0.1%
すゝ0.1%
みよ0.1%
よう0.1%
エエ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お前は古い唐画たうぐわの桃の枝に、ぢつと止つてゐるがい。うつかり羽搏はばたきでもしようものなら、体の絵の具がげてしまふから。
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
大きな、肥つた内儀かみさんで、客をそらさぬ世慣れた調子で、入院するに都合のいことも聞かせたし、夫人の気休めに成りさうなことも言つた。
灯火 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
こっくりした色に配してさえ、寒さのせいか、屈託でもあるか、顔の色がくないのである。銚子ちょうしは二本ばかり、早くから並んでいるのに。
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
○米国は市俄古シカゴ紐育ニューヨークいづこも暑気非常なる故龍動ロンドンまたは巴里パリーの如くひんき風俗は堪難たえがたし。
洋服論 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
わたしが、病気びょうきでねていましたとき、おとうさんは毎晩まいばんめしあがるおきなさけもおみになりませんでした。
笑わなかった少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかるに天性てんせいきなでは全校ぜんかうだい一の名譽めいよ志村しむらといふ少年せうねんうばはれてた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ブラテエル、モレエヌ、水蓼みづたで、もつとなまめかしい姿よりも、おまへたちの方が、わたしはすきだ。ほろんだ花よ、むかしの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
話せればあなただってどんなにすきにおなんなさるか! 非常に僕を可愛がって下すったことを思い出してさえ、なんだか涙が眼に一杯になります。
忘れ形見 (新字新仮名) / 若松賤子(著)
つて我輩わがはいけつしてらんこのむのではない、空氣くうきが五かぜよつ掃除さうぢされ
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
派手好はでずきな、そしてこういうところをこのいもうとは、きっとここにったにちがいないとおもったからであります。
灰色の姉と桃色の妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「水はいもんじゃなあ、麹町わしうちがけに、山吹やまぶきう咲いているが、下に水があるとえのじゃが——」
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
それで『んな破片はへんもらつてもえかね』とうてると『そんなものならいくらでもつてきねえ』といふ。
小児せうにの如くタワイなく、意気地いくぢなく、湾白わんぱくで、ダヾをこねて、あそずきで、無法むはふで、歿分暁わからずや
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
ただ一つの希望は「歴史癖と考証ずき」で有名な胡適之こてきし先生の門人が、ひょっとすると将来幾多の新端緒たんしょを尋ね出すかもしれない。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
隋起って南北両朝の諸国を統一するに至り、推古天皇は久し振りに小野妹子を遣わして、さらに国際間のよしみを通ぜしめ給うたのであった。
国号の由来 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
文金の高髷たかまげで、お白粉しろいは屋敷だから常は薄うございますが、十九つゞ二十はたちは色盛り、器量よしの娘お照、親の前へ両手を突いて
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
番組は「鶴亀つるかめ」、「初時雨はつしぐれ」、「喜撰きせん」で、末にこのみとして勝三郎と仙八とが「狸囃たぬきばやし」を演じた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
風俗も派手でない、女のこのみも濃厚ではない、髪のかざりも赤いものは少なく、皆心するともなく、風土の喪に服して居るのであろう。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その時、私が水を掛ける真似まねをしたら、「いい御主人を持って御仕合しあわせ」と言って、御尻をたたいて笑った女が有ましたろう。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「そうだろう。しかしあの以来、𤢖の噂も消えたようだよ。まあ、いい塩梅あんばいだ。何しろ、金のかぶとは掘出物だったよ。」
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
飲むのよりも珍しものきの私が見たこともないやうないろいろの色をして交つたつゝみだの小箱だのが私の所有になつたのが嬉しいのである。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
絵双紙屋の店には新版ものがぶらさがる。そぞろあるきの見物はプロマイド屋の店さきにたつ心と、しばいきと、合せて絵画の観賞者でもあるのだ。
あにうごかすのは、同じ仲間なかまの実業家でなくつちや駄目だ。単に兄弟けうだいよしみ丈ではうする事も出来ない」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
一度ひとたび互に婚姻すればただ双方両家りょうけよしみのみならず、親戚の親戚に達して同時に幾家のよろこびを共にすべし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
作「はア宜うござえやす、立派な先生だからわりい烟草なんぞア呑まねえから、大急ぎでいゝのを買ってなせえ……あんた銭有りますかえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
夏中なつぢういゝ下物さかなぼん贈答ぞうたふもちふること東京とうきやうけるお歳暮せいぼさけごとし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
くろじょうえりのかかったお納戸茶なんどちゃ半合羽はんがっぱ奴蛇やっこじゃそうろうごのみにして
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
座敷には美しいをんな幾人いくたりかが人形のやうにならんでゐたが、画家ゑかきはそのなかの一人をごのみして、頻りと杯のりをしてゐた。
さて、その翌日よくじつになると、日出雄少年ひでをせうねんは、稻妻いなづまといふよき朋友ともだち出來できたので
面倒なりよきに計らへと皺枯れたる御声にて云ひたまはんは知れてあれど、恐る/\圓道或時、思さるゝ用途みちもやと伺ひしに、塔を建てよと唯一言云はれしり振り向きも為たまはず
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
いゝえ、かあさま何にもつかひ道を考へちやないの、だから買つてやりますよ、本たうによいこと、かあさまよろこますかネ、
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
当今では孫兵衛が「ああ仲がよいのは仕合わせなようなものの、両方とも若い者同志だからそうでもない心得違いが有ッてはならぬから、お前が始終看張みはッていなくッてはなりませぬぜ」といっても
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
お勢のあくたれた時、お政は娘の部屋で、およそ二時間ばかりも、何か諄々くどくど教誨いいきかせていたが、爾後それからは、どうしたものか、急に母子おやこの折合がよくなッて来た。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「ねえ、お定、桜井さんは御容子ようすよくっていらっしゃるから……」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
此村あたりの娘には、これ程うまい話はない。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
此村あたりの娘にはこれ程うまい話はない。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
いはばわたしにとつてはじつこうてき手だつたのだが、先生今や東北青ぜう下につて久しくあひ見ゆるない。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
そこに裁判官のペップが来ていたのは何よりも僕にはこうつごうです。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
卯平うへいたゞ勘次かんじむしすかなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
島中しまじゅう先生をすかんものは有りましねえで。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
神はわがその王宮を、近代ちかきよに全くためしなき手段てだてによりて見るをよみしたまふまで、我をその恩惠めぐみにつゝみたまへるなれば 四〇—四二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
奈何いかんせん寒微かんびより起りて、古人の博智無く、善をよみし悪をにくむこと及ばざること多し。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しか桃色もゝいろながれしろがねさをさして、おかうちやんが、自分じぶん小船こぶねあやつつて
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
數年すうねんらいなみまくらわた水夫すゐふども未曾有みそういうかう航海かうかいだとかたつたほど
「鯨ん鼻んぼねですたい。輪切がえらかもんな。そりゃ珍らしか。いとんなはるなら送らせまっしう。うむむ、後で連れてう。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
やす そぎやんこたあ、わかつとるぢやなツか。だるけん、いた通りさする話ばしとツとたい。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
えゝえゝ。遠慮はやめやめ。氏のかみづきあひぢやもん。ほい又出た。おれはまだ藤氏の氏上に任ぜられた訣ぢやなかつたつけな。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
旦那が麹屋へ遊びに行った時酌に出て、器量はえゝし、人柄に見えるが、何処どこもんだというと、元はよしある武士さむれえの娘で、これ/\で奉公しております
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
つまをおさいといひ、俳名を翠仙すゐせんといふ、夫婦ともに俳諧をよく文雅ぶんがこのめり。
つまをおさいといひ、俳名を翠仙すゐせんといふ、夫婦ともに俳諧をよく文雅ぶんがこのめり。
「うん。またぐなるさ。あ、雨ってきた。草少し屋根やねさかぶせろ。」
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「うん。又ぐなるさ。あ、雨漏って来た。草少し屋根さかぶせろ。」
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「何を云う? そげな事あッてよかもんか! 骨に故障が有るちゅうじゃなし、請合うて助かる。貴様は仕合しあわせぞ、命を拾うたちゅうもんじゃぞ! 骨にも動脈にも触れちょらん。如何どうして此三昼夜ばッかいきちょったか? 何を食うちょったか?」
「覚えていますよ。それから岡へ上って見ると、躑躅つつじが一面に咲いていて。ネ、私は坂を歩いたもんですから、息が切れて、まあどうしたらよかろうと思っていると、貴方が赤い躑躅の枝を折って、『この花の露を吸うがいい』と仰って、私にそれを下すったでしょう」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「お前たちが選考してよろしい。おれには今、これという心当りがない」と、一任するという意味でした。(註『九条武子夫人』、一四九頁)
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
文治は年廿四歳で男のよろしいことは役者で申さば左團次さだんじ宗十郎そうじゅうろうを一緒にして、訥升とつしょうの品があって、可愛らしい処が家橘かきつ小團治こだんじ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
エヽエヽ。遠慮はやめやめ。氏上づきあひぢやもの。ほい又出た。おれはまだ、藤原の氏上に任ぜられた訣ぢやあ、なかつたつけの。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
エヽエヽ。遠慮はやめやめ。氏上づきあひぢやもの。ほい又出た。おれはまだ、藤原の氏上に任ぜられた訣やぢあ、なかつたつけの。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ハオ※」と人ごみの中から狼の吠声のような声が出た。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
ハオ!」
北京日記抄 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
けく」「無けく」「けく」など形容詞の語尾の「け」は皆「ケ」の甲類の仮名を用いています。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
まさにこれは宋江の平常の人徳がしからしめたもの。ことわざにも——キ人ノナンハ人ミナ惜シミ、好悪ニワザワイナキハ人ミナイブカル——とある通り、天の救いといえるものか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
田打櫻タウヂざくらハナコでも、蕗臺バキヤタヂハナコでも、彼處アコ田畔タノクロガラ見れバ花見はなみコだデバせ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
ンヤ、デアなあ、春にテ、ニシゴト干して、マゴして、春風ア吹グナガタコ掻廻カマして、はゝゝゝゝゝ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
しかし私は決して真夜中には下へ降りなかった——たとえ、人のよさそうな婆さんでも何だか空怖しい気がしておりる気になれない。
老婆 (新字新仮名) / 小川未明(著)
茫然ぼんやりとした顔付かおつきをして人がよさそうにみえる。
老婆 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ええええ。遠慮はやめやめ。氏上づきあいじゃもの。ほい又出た。おれはまだ、藤原の氏上に任ぜられたわけじゃあ、なかったっけの。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
この阿魔、生意気に人ごのみをしやあがる。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
でも、わたしだつてうつちやるときまつてはしませんよ、なにかすきなことにつかふかも知れませんもの。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
「そりやあいゝさ。あたし三田さんすつきやわ、なんて人前で大きな聲を出さない丈でもいゝ。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
藥種屋 こゝろすゝみませねど、貧苦ひんくめがお言葉ことばしたがひまする。
意味は「もし私が仏になる時、私の国の人たちの形や色が同じでなく、みよき者とみにくき者とがあるなら、私は仏にはなりませぬ」というのである。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
やがて、此が知れると、月余げつよさと小路こうじに油を買つた、其のあぶらようして、しかしてあたいいやしきあやしんだ人々が、いや、驚くまい事か、塩よ、楊枝ようじよと大騒動おおそうどう
雨ばけ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
エエエエ。遠慮はやめやめ。氏上づきあひぢやもの。ほい又出た。おれはまだ、藤原の氏上に任ぜられたワケぢやあ、なかつたつけの。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)