“好”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
30.4%
29.4%
13.6%
すき6.7%
この5.4%
2.2%
ずき1.6%
よし1.6%
このみ1.5%
いい1.1%
(他:87)6.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“好”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
芸術・美術 > 彫刻 > 彫刻史 各国の彫刻60.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語23.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ヌット雲表うんぴょう突立つったつ高山の頂辺てっぺんの地震、左程の振動でもないが、余りい気持のものでもない。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
「大病はいが、ちょっとした風邪かぜなどはかえっていやなものですね」といった先生は、苦笑しながら私の顔を見た。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「だって御金が山のようにあったって、欽吾さんには何にもならないでしょう。それよりか藤尾さんに上げる方がござんすよ」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あまり現金に見えては、却つてくない結果を引きおこしさうな気がしたので、苦しいのを我慢してすはつてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
うたきな石臼いしうす夢中むちうになつて、いくらいても草臥くたぶれるといふことをりません。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
きらいと云ったところで、構図の上に自分の気に入った天然の色と形が表われていればそれでうれしかったのである。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
叙景に於てもあなたは矢張り同じ筆法で読者の眼を朦朧もうろうける事がすきであるように見受けました。
木下杢太郎『唐草表紙』序 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それは子供心にも薄々了解のみこめるから、自然家内中で私の一番すきなのは祖母で、お祖母ばあさんお祖母さんと跡を慕う。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
自分のこのみ、自分の思想、などと云うものはまだそうよく知り合わない千世子に明す事は一寸もないと云って好い位だった。
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
それがまたあたりがあたりだけに如何いかにも支那風しなふうこのましいかんじでみゝひゞいたものだつた。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
お前に本を読むのをえ加減にい、一人前の学問が有つたらその上望む必要は有るまいと言うたら、お前何と答へる、あ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「山県――はア学校の先生さんだア、私等が餓児がきも先生様の御蔭にはえらくなつてるだア。い優しい人で、はア」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
大丈夫だいぢやうぶよ――かみゆひさんは、きれいずきで、それは消毒せうどくはひつてるんですから。」
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
文学ずきこの青年医学士は特に良人をつとの乗る船をえらび、部屋迄も同じ部屋を択んで渡欧するのであると語られた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
わずかに日頃よしみある岩村の城主に使者つかいを遣わし、事の次第を知らせたばかりで、兵を出そうとさえしなかった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
是故に人たるものゝさががこの二者ふたりの性の如くになれること先にもあらず後にもあらずと汝の思ふを我はよしとす 八五―八七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
己がこのみにまかせてなほ一の事を加へむ、思ふにわがことばたとひ約束の外にいづとも汝の喜びに變りはあらじ 一三六―一三八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼れ曰く、「艱難辞せずといえども、安楽もまたおのずかこのみに御坐候」と、これ実に彼が獄中の生涯を言い顕したるものなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
こういう風ですから、夢見がいいにつけ、わるいにつけ、それを御目が覚めてから気になさることは一通りで無いのでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
然し、それが旦那様の御人おひといいという証拠で、御天性おうまれつき普通なみの人とは違ったところでしょう。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
子供こどもきのをつと氣持きもちよく仕事しごとはこんだあとでひどく上機嫌じやうきげんだつた。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
と、いくらかわらまじりにこたへられながらも、さすがにばくちきな支那人しなじんだ、おそろしくつた
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
かくの如く互によしみを通ずる時に当って、独り国をとざして万国と相親まざるは、人のみする処にあらず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
また後に莫逆ばくぎゃくの友となった小島成斎も、はやく市野の家で抽斎と同門のよしみを結んだことであろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
作「はア宜うござえやす、立派な先生だからわりい烟草なんぞア呑まねえから、大急ぎでいゝのを買ってなせえ……あんた銭有りますかえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
夏中なつぢういゝ下物さかなぼん贈答ぞうたふもちふること東京とうきやうけるお歳暮せいぼさけごとし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
くろじょうえりのかかったお納戸茶なんどちゃ半合羽はんがっぱ奴蛇やっこじゃそうろうごのみにして
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
座敷には美しいをんな幾人いくたりかが人形のやうにならんでゐたが、画家ゑかきはそのなかの一人をごのみして、頻りと杯のりをしてゐた。
いゝえ、かあさま何にもつかひ道を考へちやないの、だから買つてやりますよ、本たうによいこと、かあさまよろこますかネ、
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
考へるうちにフト思ひついたことが有つて、手をました、さうだ/\、さうしよう、此葦洲よしずと此朝顔、これを上へはして丁度よい涼み場になる
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
「ねえ、お定、桜井さんは御容子ようすよくっていらっしゃるから……」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お勢のあくたれた時、お政は娘の部屋で、およそ二時間ばかりも、何か諄々くどくど教誨いいきかせていたが、爾後それからは、どうしたものか、急に母子おやこの折合がよくなッて来た。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
此村あたりの娘には、これ程うまい話はない。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
此村あたりの娘にはこれ程うまい話はない。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
いはばわたしにとつてはじつこうてき手だつたのだが、先生今や東北青ぜう下につて久しくあひ見ゆるない。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
そこに裁判官のペップが来ていたのは何よりも僕にはこうつごうです。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
卯平うへいたゞ勘次かんじむしすかなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
島中しまじゅう先生をすかんものは有りましねえで。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
さて、その翌日よくじつになると、日出雄少年ひでをせうねんは、稻妻いなづまといふよき朋友ともだち出來できたので
面倒なりよきに計らへと皺枯れたる御声にて云ひたまはんは知れてあれど、恐る/\圓道或時、思さるゝ用途みちもやと伺ひしに、塔を建てよと唯一言云はれしり振り向きも為たまはず
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
奈何いかんせん寒微かんびより起りて、古人の博智無く、善をよみし悪をにくむこと及ばざること多し。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
子曰く、衆これにくむも必ず察し、衆之をよみするも必ず察せよ。(衛霊公、二八)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
えゝえゝ。遠慮はやめやめ。氏のかみづきあひぢやもん。ほい又出た。おれはまだ藤氏の氏上に任ぜられた訣ぢやなかつたつけな。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
旦那が麹屋へ遊びに行った時酌に出て、器量はえゝし、人柄に見えるが、何処どこもんだというと、元はよしある武士さむれえの娘で、これ/\で奉公しております
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しか桃色もゝいろながれしろがねさをさして、おかうちやんが、自分じぶん小船こぶねあやつつて
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
數年すうねんらいなみまくらわた水夫すゐふども未曾有みそういうかう航海かうかいだとかたつたほど
「鯨ん鼻んぼねですたい。輪切がえらかもんな。そりゃ珍らしか。いとんなはるなら送らせまっしう。うむむ、後で連れてう。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
やす そぎやんこたあ、わかつとるぢやなツか。だるけん、いた通りさする話ばしとツとたい。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「うん。またぐなるさ。あ、雨ってきた。草少し屋根やねさかぶせろ。」
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「うん。又ぐなるさ。あ、雨漏って来た。草少し屋根さかぶせろ。」
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「何を云う? そげな事あッてよかもんか! 骨に故障が有るちゅうじゃなし、請合うて助かる。貴様は仕合しあわせぞ、命を拾うたちゅうもんじゃぞ! 骨にも動脈にも触れちょらん。如何どうして此三昼夜ばッかいきちょったか? 何を食うちょったか?」
「覚えていますよ。それから岡へ上って見ると、躑躅つつじが一面に咲いていて。ネ、私は坂を歩いたもんですから、息が切れて、まあどうしたらよかろうと思っていると、貴方が赤い躑躅の枝を折って、『この花の露を吸うがいい』と仰って、私にそれを下すったでしょう」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
エヽエヽ。遠慮はやめやめ。氏上づきあひぢやもの。ほい又出た。おれはまだ、藤原の氏上に任ぜられた訣やぢあ、なかつたつけの。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
エヽエヽ。遠慮はやめやめ。氏上づきあひぢやもの。ほい又出た。おれはまだ、藤原の氏上に任ぜられた訣ぢやあ、なかつたつけの。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ハオ※」と人ごみの中から狼の吠声のような声が出た。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
ハオ!」
北京日記抄 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ええええ。遠慮はやめやめ。氏上づきあいじゃもの。ほい又出た。おれはまだ、藤原の氏上に任ぜられたわけじゃあ、なかったっけの。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
この阿魔、生意気に人ごのみをしやあがる。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)