“手段”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てだて72.2%
しゆだん16.7%
しゅだん4.6%
3.7%
すべ0.9%
ほう0.9%
シュダン0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此凄まじい日に照付られて、一滴水も飲まなければ、咽喉えるを手段なくさえ死人腐付いて此方の体も壊出しそう。
コロボツクルはれの仕方につて火を得たるか。直接手段にては到底考ふ可からず。コロボツクルの遺物中には石製の錐有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
それだけかれは不屈不撓気魄をもっているのだが、ときとして負けるのがいやさにずいぶん卑劣手段を用うることがある。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
第一その絵巻物を隠している場所が判らないので、今度は手段を変えてT子を福岡へ連れ出しにかかった。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さうとはらずチッバルトどのをおきゃるとのみ思召され、かうとてパリスどのへ無理強ひの婚禮沙汰其時庵室へわせられ、祝言るゝ手段へてくれい
「さあ、三つの手段がある、首をってくたばるか、山へはいって遁がれるか、仲間っ外れを覚悟の上で、世の建て直しにとりかかるか。だが九分九厘は失敗ものだ、大概磔刑にされるだろう」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
コーヒーンデ明日レヌツメ、溜息手段ナキ、コレラ一万青年エ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)