“他”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほか44.6%
22.8%
ひと15.6%
よそ7.8%
わき2.5%
はた2.2%
あだ1.3%
かれ0.9%
あと0.3%
あれ0.3%
さき0.2%
ヒト0.2%
0.2%
0.2%
ホカ0.2%
むかふ0.1%
こと0.1%
0.1%
それ0.1%
たの0.1%
をさ0.1%
ホガ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
——ほかにやとき友達ともだちだれずさ。——へん陰氣いんき不氣味ぶきみばんでございました。
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
答へて曰ふ。いかにしてこの事ありや、夜登らんとおもふ者はほかの者にさまたげらるゝかさらずば力及ばざるため自ら登る能はざるか。 四九—五一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
善吉も若い者であるから、こんな話に一種の興味を持つて、店の火鉢を二人の前へ押遣おしやると、の男もたうとう思ひ切つて店に腰をおろした。
赤膏薬 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
狼児らうじ狼狽らうばいしてことごと遁失にげうせ、又或時は幼時かつて講読したりし、十八史略しりやくちゆうの事実
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
ひとがもしヂレッタントだといって卑しめればかれは腹を立てただろうが、かれみずからはどうかすると、おれはヂレッタントだといって笑っていた。
為すべきは必ず為して、おのれてらはず、ひとおとしめず、恭謹にしてしかも気節に乏からざるなど、世に難有ありがたき若者なり
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
浅からぬ中となりしよりよその恋をば贔負ひいきにする客もなく、線香の煙り絶々たえだえになるにつけても、よしやわざくれ身は朝顔のと短き命
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「今日は雨が降って淋しいから、お前、その伊勢の国の話をしてごらん、わたしはどこへも出ることがいやだから、よその国のことは少しも知らない」
正「実に御様子の好いお庭で、三日ばかりお客のお供でわきへ往ってましたが、斯ういう広々とした景色の好い所は見られません……お一人でげすか」
「会社のものばかりなら何うでも構いませんが、わきからも大勢見えるのです。しかしさい御幣ごへいを担ぎますから、仰せに従いましょうかな」
女婿 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
抱え娼妓しょうぎに斯う我儘をされるようでははたへ示しが付かぬ、何うにでもおしつけて花里を身請させねばならぬと申す気が一杯でげすから堪りません。
はたからあまきびしく干渉かんせふするよりはかへつて気まかせにして置くはうが薬になりはしまいかと論じた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
或時は村童さとのこらかれて、大路おおじあだし犬と争ひ、或時は撲犬師いぬころしに襲はれて、藪蔭やぶかげに危き命をひらふ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
知らず識らずはまり込んだ女が、あだし人の手に身受けされようとする噂を聞き込んで、矢も楯もたまらずに、彼は南条の勧誘に従いました。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かれ元より尋常なみなみの犬ならねば、無差むざ撲犬師いぬころしに打たれもせまじ。さるにても心元なや」ト、しきりに案じ煩ひつつ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
そこで世間で我虚名を伝うるとともに、門外の見は作と評との別をさえ模糊もこたらしめて、かれは小説家だということになった。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
鬼は、手拭てぬぐいで堅く両眼りょうがんを閉められて、その石の間に立たされた。してあとのものは、足音を立てずに何処どこへか隠れてしまった。
過ぎた春の記憶 (新字新仮名) / 小川未明(著)
三人ともきら/\する長いのを政七の鼻の先へ突き附け、しきりとおどし文句を並べ掛合って居りまするが、其の内に深く顔を包んで上座に居る奴がかしらで、あとは手下と見えまするから
「ちがいますがな。大阪はもっともっと先に、微かに火のちらちらしているあれですがな」そう言って彼はまた右手の方を指しながら、
蒼白い月 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
あれは番町の方の鰐淵と申す、地面や家作などの売買うりかひを致してをります者の手代で、はざまとか申しました」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
うちたづねてく、さきも来る、そこで学校外がくかうぐわいまじはりむすぶやうにつたのです
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
もつとも年寄だから嫌ふ、若いから一概に好くと申す訳には参りませんでございます。いくら此方こつちから好きましても、さきで嫌はれましては、何のかひもございませんわ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それが後に應仁の亂の時分になると、自分のものを質において博奕をやるのでは詰らないといふので、ヒトの財産を賭けて博奕をやるやうになりました。
応仁の乱に就て (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
本より京に留りて在故にかくよみつらん、〔(国の任に妻をばゐてゆかざるも、集中に多し、)〕あはん時いつと知てかといふも、かりの別と聞えざるなり、然ればかの妻の死て後の妻は依羅娘子なるを、任にはゐてゆかざりしものなり、人まろ遠き国に年ふれど、此娘子ヒトにもよらで在けんも
人麿の妻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
不意に推掛おしかけたる此問に倉子の驚きたる様は実にたとうるに物も無し、余は疑いも無くれの備えの最も弱き所をきたり、灸所きゅうしょとはかゝるをや云うならん
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
かくて僕いぬる日、黄金ぬしに追れしより、かの月丸つきまる遺児わすれがたみ、僕及び大王を、仇敵かたきと狙ふ由なりと、金眸に告げしかば。れもまた少しく恐れて、くだんの鯀化、黒面などを呼びよせ、洞ちかく守護さしつつ、自身おのれ佻々かるがるしく他出そとでしたまはざりしが。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
いずれも、しずまれい。お家の重大事を、私憤とおまちがい召さるまいぞ。私議、我執がしゅうつつしまれたい。かかる際には、一藩一体となり、挙止もの静かなるこそそ目にも見事と申すもの。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
の事ならず。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
コーヒーンデ明日アスレヌイノチツメ、溜息タメイキホカ手段シュダンナキ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
羽柴筑前、播州ヨリマカリ越サレ、宇喜多御赦免ゴシヤメン筋合スヂアヒ申シ合セ候間、御朱印ナサレ候様ニト言上ノ処、以テノホカ御不満ニテ、御諚ゴヂヤウヲモ伺ハズ示シ合セノ段、曲事キヨクジノ旨仰セ出サレ、即チ播州ヘ追ツカヘサレ候也
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遊「もうそれも度々たびたびなのでね、むかふは書替をせやうと掛つてゐるのだから、延期料を握つたのぢや今日は帰らん」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「ふう、それは不思議。むかふは気が着かなんだかい」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
我が歌はつたなかれどもわれの歌ことびとならぬこのわれの歌
和歌でない歌 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
車はせ、景は移り、境は転じ、客は改まれど、貫一はかはらざる悒鬱ゆううついだきて、る方無き五時間のひとりつかれつつ、始て西那須野にしなすのの駅に下車せり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
※他一勺亦何妨 それ一勺いっしゃくむになんさまたげん〕
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
瑞暲ずいしょう北宝ほくほうも見えざるを以て、或は昨夜熊害のたの馬匹にも及ぼす事あるかとて、王藏に命じて尚馬匹を集めて調査するに、瑞暲北宝両種馬しゅばの見えざるをもって深く案じたるも、両種馬は遥に群馬中に見えたり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
御子沼名倉太玉敷ぬなくらふとたましきの命をさ田の宮にましまして、一十四歳とをまりよとせ、天の下治らしめしき。
だケエに十年も後家ごけ立デデせ、ホガガらワラシもらわらの上ララそだデデ見デも
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)