“後家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごけ97.8%
おんなやもめ1.1%
ごげ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おかみさんのカラスは、後家ごけさんになってね、黒い毛糸の切れっぱしを足につけて歩いてるよ。とんでもなくなげき悲しんでるよ。
とたれやらが口吟くちずさみけん。後家おんなやもめの世に処することぞ難かりける。むかしの慣習にて主の死去したる時は一途いちずにはやまりて松の操色かえじと。プッツリ思い切りかみも。ようやくのぶるにしたがいて。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
浄瑠璃じょうるりの言葉に琴三味線の指南しなんして「後家ごげみさおも立つ月日」と。八重かくてその身の晩節ばんせつまっとうせんとするの心か。我不われしらず
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)