“操”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あやつ60.1%
みさお18.3%
みさを6.1%
あや3.8%
あやつり3.8%
3.3%
そう0.9%
みさほ0.9%
0.5%
つか0.5%
(他:4)1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“操”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ジョン少年はかいあやつりドンドン小舟を進ませる。空は晴れ、海はぎ、大変長閑のどか日和ひよりである。
彼らは何事にもあざむかれることがないと高言し、一定の目的の方へ自分の舟を確実にあやつってゆけると高言している。
世のくだれるをなげきて一道の光を起さんと志すものが、目前の苦しみをのがれるために、尊ぶべきみさおを売ろうかと嘲笑した。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
ふと老人は鶴子がみさおを破ったのはあるいは放蕩無頼ほうとうぶらいな倅にあざむかれたためではないかという気がした。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
大橋愼藏しんざうけい三、玉松みさを、北島秀朝ひでとも等、公の志を知り、深く結納けつなふす。
「でも、この手紙の筆跡は、間違ひもなく死んだ夫——小倉嘉門の書いたものだと、後家のみさをさんが言ひますよ」
井上半十郎はそれ以上は聴いて居りませんでした。一脈の不思議な糸にあやつられるように、朝の二俣道を、北へ北へひた向きに駆けるのです。
江戸の火術 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
隣の卓では若い岡倉天心おかくらてんしんが外国人と相対さしむかいに肉刺フォークを動かしつつ巧みな英語をなめらかにあやつッていた。
お菓子屋や、オモチャ屋や、のぞき眼鏡や、風船売りや、あやつり人形なぞがお寺の門の前には一パイに並んで、それはそれは賑やかなことでした。
ルルとミミ (新字新仮名) / 夢野久作とだけん(著)
で、あやつりの糸の切れたがごとく、手足を突張つっぱりながら、ぐたりと眠る……俗には船をぐとこそ言え、これはいかだを流すてい
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
勿論、何事にも真剣にならずにいられない性質だから、筆をれば前後を忘れるほどに熱中した。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
松木は、残飯桶ざんぱんおけのふちをって、それを入口の方へころばし出した。
渦巻ける烏の群 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
「では、先生には、呉の君臣をして、逆賊そうに膝を屈せしめ、万代に笑いをのこせと、敢ていわないばかりにおすすめあるわけですか」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然し恵心は如何にも謙虚の徳と自信のそうとの相対的にあった人で、加之しかも毫毛ごうまつの末までも物事を曖昧あいまいにして置くことの嫌いなような性格だったと概解しても差支無いかと考えられる。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
もとよりひと約束やくそくおぼえなくしてみさほてやうもなけれど
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「袈裟はわたるの義理と盛遠のなさけとに迫られて、みさほを守る為に死を決した烈女である。それを盛遠とのあひだに情交のあつた如く書くのは、烈女袈裟に対しても気の毒なら、国民教育の上にも面白からん結果をきたすだらう。自分は君の為にこれを取らない。」
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
慈眼じがんめぐらし数珠じゆずりて
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
保は英語をつかい英文を読むことを志しているのに、学校の現状を見れば、所望にかなう科目はたえてなかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
これは淡路でも最も古い上村源之丞の座元を預つてゐる吉田傳次郎氏の一座であつて、恰も正月の休みに各巡業地先から操の人々が歸つて來てゐるので、今夜のてすり役は皆一流の上手ばかりを撰りすぐつて來たと云ふことであつた。
三十二年十二月の歌舞伎座で「鏡ヶ池みさおの松影」を上演した。
寄席と芝居と (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さてはうまいぞシテったり、とお通にはもとより納涼台すずみだいにも老媼は智慧を誇りけるが、いずくんぞ知らむ黒壁に消えし蝦蟇法師の、野田山の墓地にあらわれて、お通が母の墳墓の前に結跏趺坐けっかふざしてあらむとは。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
八幡神を直に人形身で示した証拠がなくとも、其最側近なる神を偶像を以て表し、又其を緩慢にでもアヤツる事によつて、一種の効果を齎したものとすれば、石清水系統に神座カグラのあつた事が考へられる。