“操”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あやつ59.0%
みさお20.1%
みさを5.7%
3.5%
あや3.5%
あやつり3.5%
そう0.9%
みさほ0.9%
0.4%
つか0.4%
てすり0.4%
みさおの0.4%
0.4%
アヤツ0.4%
ミサヲ0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軍談、落語、音曲、あやつり人形、声色こわいろ、物真似、浄瑠璃じょうるり、八人芸、浮かれ節、影絵など、大もの揃いで、賑やかな席である。
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかも殺人と被殺人者の両方の面からこれをながめ、「運命」のあやつり手を楽屋から見物し、運命のやり方というものを仔細に観察することが出来る。
黒い手帳 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「やつがれの思うところによれば、そのお妻さんという女太夫さんは、佐用姫様のように色っぽいと一緒に、佐用姫様のようにみさおが正しいはずで」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かねみさおを左右されたものと思われているかも知れないことが、瑠璃子には——勝気な瑠璃子には、死にまさる恥のようにも思われた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
——梅幸——ですか。梅幸と云ひますのは、当時、丸の内の帝国劇場の座附俳優で、唯今、太閤記たいかふき十段目のみさをを勤めて居る役者です。
手巾 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
あは手向てむけはなに千ねんのちぎり萬年まんねんじやうをつくして、れにみさをはひとりずみ
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
勿論、何事にも真剣にならずにいられない性質だから、筆をれば前後を忘れるほどに熱中した。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
曰く、『天にふかくしては天なり、地に潜しては地なり。天地は神明にして測られざるものなり。ないし人の心はそれ神なるか、るときはすなわち存し、捨つるときはすなわちなし、云云うんぬん』と
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
隣の卓では若い岡倉天心おかくらてんしんが外国人と相対さしむかいに肉刺フォークを動かしつつ巧みな英語をなめらかにあやつッていた。
井上半十郎はそれ以上は聴いて居りませんでした。一脈の不思議な糸にあやつられるように、朝の二俣道を、北へ北へひた向きに駆けるのです。
江戸の火術 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
お菓子屋や、オモチャ屋や、のぞき眼鏡や、風船売りや、あやつり人形なぞがお寺の門の前には一パイに並んで、それはそれは賑やかなことでした。
ルルとミミ (新字新仮名) / 夢野久作とだけん(著)
で、あやつりの糸の切れたがごとく、手足を突張つっぱりながら、ぐたりと眠る……俗には船をぐとこそ言え、これはいかだを流すてい
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「では、先生には、呉の君臣をして、逆賊そうに膝を屈せしめ、万代に笑いをのこせと、敢ていわないばかりにおすすめあるわけですか」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然し恵心は如何にも謙虚の徳と自信のそうとの相対的にあった人で、加之しかも毫毛ごうまつの末までも物事を曖昧あいまいにして置くことの嫌いなような性格だったと概解しても差支無いかと考えられる。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
もとよりひと約束やくそくおぼえなくしてみさほてやうもなけれど
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「袈裟はわたるの義理と盛遠のなさけとに迫られて、みさほを守る為に死を決した烈女である。それを盛遠とのあひだに情交のあつた如く書くのは、烈女袈裟に対しても気の毒なら、国民教育の上にも面白からん結果をきたすだらう。自分は君の為にこれを取らない。」
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
慈眼じがんめぐらし数珠じゆずりて
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
保は英語をつかい英文を読むことを志しているのに、学校の現状を見れば、所望にかなう科目はたえてなかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
これは淡路でも最も古い上村源之丞の座元を預つてゐる吉田傳次郎氏の一座であつて、恰も正月の休みに各巡業地先から操の人々が歸つて來てゐるので、今夜のてすり役は皆一流の上手ばかりを撰りすぐつて來たと云ふことであつた。
三十二年十二月の歌舞伎座で「鏡ヶ池みさおの松影」を上演した。
寄席と芝居と (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さてはうまいぞシテったり、とお通にはもとより納涼台すずみだいにも老媼は智慧を誇りけるが、いずくんぞ知らむ黒壁に消えし蝦蟇法師の、野田山の墓地にあらわれて、お通が母の墳墓の前に結跏趺坐けっかふざしてあらむとは。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
八幡神を直に人形身で示した証拠がなくとも、其最側近なる神を偶像を以て表し、又其を緩慢にでもアヤツる事によつて、一種の効果を齎したものとすれば、石清水系統に神座カグラのあつた事が考へられる。
太十のミサヲをすると自由にくだける所があるが、輝虎配膳の老女(越路)などの役は非常に苦しんでゐる。
役者の一生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)