“数珠”のいろいろな読み方と例文
旧字:數珠
読み方割合
じゅず84.6%
ずず9.1%
じゆず4.9%
ずゞ0.7%
ずゝ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏勤めはするのであるがまだ数珠は近い几帳に掛けられてあって、経を読んでいる様子は絵にもきたいばかりの姫君であった。
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
そうしていきなり私の前に立ちはだかって、いくらか色さえお変えになりながら、傍らにあった香や数珠を投げ散らかされ出した。
かげろうの日記 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
と、女の肌に頸から吊してあつた細い黒檀の数珠とその先きにぶら下つてゐる銅貨のやうなものがちらりと見えた。
余りの有難さに自分もまた涙聊か誘はれぬ、さて美しき姫は亡せ果てたり、美しき尼君はり出で玉ひぬ、青〻としたる寒げの鼠色法衣、小き数珠、殊勝なること申すばかり無し
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
あつまりしども、それこそよき善行なれ、こよひもよほし玉へ、茶の子はこなたよりもちゆかん、御坊は茶の用意をし玉へ、数珠にはなかりき、これもおてらのをてもちゆかん