“法衣”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ころも84.6%
ほうえ5.6%
ほふえ3.1%
ごろも1.9%
はふえ1.9%
ほうい1.2%
はふい0.6%
ほふい0.6%
ケープ0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“法衣”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸8.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.3%
文学 > 日本文学 > 戯曲2.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
若い僧と筆屋の娘とが親しくなっても、男が法衣ころもをまとっている身の上ではとても表向きに添い遂げられるあてはない。
半七捕物帳:22 筆屋の娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さアふてえ奴だ、只置くものか、外に男もあろうに法衣ころもを着た出家とんな事をやアがってふてえ婀魔だ
まずそれくらい前にロシアの皇帝からチベットの法王に対し、そのツァンニー・ケンボの手によってビショップの法衣ほうえを贈られた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
ままよ、かりそめにせよ、普化僧ふけそう法衣ほうえを借りてある以上は、樹下石上も否むべきではない。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あかつきやぶれた法衣ほふえて、ながびたかみを、まゆうへつてゐる。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
壽阿彌の著てゐたのは木綿の法衣ほふえであつたと刀自は云ふ。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
仮初かりそめに置いた涼傘ひがさが、襤褸ぼろ法衣ごろもの袖に触れそうなので、そっと手元へ引いて、
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
戞然かちりおとして足代あじろうへへ、大空おほぞらからハタとちてたものがある……るとあられのやうにつめたかつたが、えもけもしないで、やぶ法衣ごろもそでのこつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
朝の勤行ごんぎやうが白い法衣はふえ金色こんじき袈裟けさの長老を主座にして行はれてる最中であつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
その傍に中年老年の僧侶が法衣はふえの上から種々さまざまの美しい袈裟を掛けて三十五六人立つて居る。
御門主 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
なかにはぼうさんが、くろ法衣ほういをきてっているような、一ぽん木立こだちも、遠方えんぽうられました。
大きなかに (新字新仮名) / 小川未明(著)
右の丸柱まるばしらからけよってきたのは、白衣びゃくえ白鞘しらさやの刀をさしたひとりの六部ろくぶ、左からぬッと立ったのはすみ法衣ほういをまとって、色しろく、クリクリとした若僧わかそうである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
えゝ、政治家の心、軍人の心、名譽を熱中する人間の心、名聲を愛する人間、權力を切望する人間の心等が、僕の牧師補の白い法衣はふいの下に動悸どうきを打つてゐたのです。
牧師は白い法衣はふいを着て低い祭壇で待つてゐた。
こう言つた筋のことを、冷嚴和尚は法衣ほふいの袖を合せながら話すのです。
司教はフランシスの傍に寄つて、その法衣ケープを彼にかけた。
三太郎の日記 第二 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)