“裾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すそ98.0%
ユーブカ0.5%
スカート0.3%
うずくま0.2%
うづくま0.2%
0.2%
ずそ0.2%
ひざまず0.2%
もすそ0.2%
もの0.2%
バスク0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スーと引込む娘の後ろ姿、浅まな浪宅が御殿に見えて、すそを引いたお女中が、お奥へ行くような気がして、後ろの八五郎はツイ鼻の下を長くします。
口辺をおおうて居る頭巾のきれが、息の為めに熱く湿うるおって、歩くたびに長い縮緬の腰巻のすそは、じゃれるように脚へもつれる。
秘密 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ある日、一人の百姓婆さんが電車へのって来た。更紗のプラトークを三角に頭へかぶり、ひろいユーブカの下から先の四角い編上げ靴を出して、婆さんは、若い女車掌に訊いた。
スモーリヌイに翻る赤旗 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ツィガンカは裸足で、赤い更紗の重くひろいユーブカを蹴るように歩き、一人一人の労働者の前に手を出した。
赤い貨車 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
それを取り上げて、再び仕事にかかろうと屈んだ時に、ふと彼女の衣服のスカートが目についた。
かれ等の眼には荒れ果てた部落——曾てそのベランダに、またはそのバルコニイに、さぞさま/″\の美しいスカートを曳いたであらうと思はれる二階建の瀟洒な別荘風の建物や、白い赤いペンキ塗りの色の褪せて尖つた教会堂のやうな家屋や
アンナ、パブロオナ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
騎士一同 (やりを伏せて、うずくまり、同音に呼ぶ)若様。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はゝなるものはあをけぶり滿みちかまどまへつてはうづくまりつゝ、燈火ともしびける餘裕よゆうもなくをぶつ/\とつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
屋根やねなきしとねなきがう屋敷田畝やしきたんぼ眞中まんなかに、あかゞねにてたるかなへ(にるゐす)を
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
長くいた引きずその、二枚重ねのつまさきは、柔らかい緑色の上履スリッパつまさきにすっとなびいている、紫の被衣ひふのともいろのひもは、小高い胸の上に結ばれて、ゆるやかに長く結びさげられている。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「さア、もう一度世の中へ出て参りましょう。その黒髪をのばして、振袖を着て、貴女あなたの美しさを存分に見せて、貴方あなたの前にひざまずく世間を見返してやろうではありませんか」
百唇の譜 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
砂丘つづきの草を踏んでと、学生が見ていると、たちどまっていた二女ふたりが、ホホホと笑うと思うと、船の胴をふなべりから真二つに切って、市松の帯も消えず、浪模様のもすそをそのままに彼方むこうへ抜けた。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けッ、ふざけやがってよ! 羅真人か糞羅漢くそらかんか知らねえが、オツに取り澄ましゃアがって、教え子も聞いて呆れら。——久米くめの仙人だって赤いものを見りゃ雲から落ッこちたっていうじゃねえか。そこが人間のいいところだ。それを義も情も知ッたことじゃねえとかしゃあがる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
赤いバスク踊子ダンスウ
“MONICO” (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)