“裾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すそ97.8%
ユーブカ0.4%
スカート0.3%
ゼインロック0.1%
うずくま0.1%
うづくま0.1%
0.1%
ずそ0.1%
ひざまず0.1%
もすそ0.1%
もの0.1%
キヨ0.1%
バスク0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すこし疲れて、体がほっと熱ばんで来ていながらはかますその処がうすら冷たくずっと下の靴できっちり包んでいる足の先は緊密に温い。
兄妹 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
掘られた土は冷やりナースチャの裸足はだしの甲にかかり、あたりには暑い草いきれと微かな土の匂いとがした。ナースチャの桃色木綿のユーブカに風が吹いた。
赤い貨車 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
さぞさま/″\の美しいスカートを曳いたであらうと思はれる二階建の瀟洒な別荘風の建物や、白い赤いペンキ塗りの色の褪せて尖つた教会堂のやうな家屋や
アンナ、パブロオナ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
するとそいつめ、弁償金を十五ルーブリ払えってわめくんで、わたくしは自分でそのゼインロックの弁償金に五ルーブリ払ったんでござあます。
騎士一同 (やりを伏せて、うずくまり、同音に呼ぶ)若様。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はゝなるものはあをけぶり滿みちかまどまへつてはうづくまりつゝ、燈火ともしびける餘裕よゆうもなくをぶつ/\とつてる。うしていそがしさになら雜木ざふきえだあざむいた手段しゆだん發見はつけんされないのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
くちなは料理れうり鹽梅あんばいひそかにたるひとかたりけるは、(おう)が常住じやうぢう居所ゐどころなる、屋根やねなきしとねなきがう屋敷田畝やしきたんぼ眞中まんなかに、あかゞねにてたるかなへ(にるゐす)をゑ、河水かはみづるゝこと八分目はちぶんめ
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
長くいた引きずその、二枚重ねのつまさきは、柔らかい緑色の上履スリッパつまさきにすっとなびいている、紫の被衣ひふのともいろのひもは、小高い胸の上に結ばれて、ゆるやかに長く結びさげられている。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「さア、もう一度世の中へ出て参りましょう。その黒髪をのばして、振袖を着て、貴女あなたの美しさを存分に見せて、貴方あなたの前にひざまずく世間を見返してやろうではありませんか」
百唇の譜 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
砂丘つづきの草を踏んでと、学生が見ていると、たちどまっていた二女ふたりが、ホホホと笑うと思うと、船の胴をふなべりから真二つに切って、市松の帯も消えず、浪模様のもすそをそのままに彼方むこうへ抜けた。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けッ、ふざけやがってよ! 羅真人か糞羅漢くそらかんか知らねえが、オツに取り澄ましゃアがって、教え子も聞いて呆れら。——久米くめの仙人だって赤いものを見りゃ雲から落ッこちたっていうじゃねえか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
過ぎたるは、猶及ばざるが如しで、中門廊の場の、随身ズヰジンキヨをとらせての登場・退場など、此が、頼朝と、政子との間の子だらうか、と思はれる位でした。
芝居に出た名残星月夜 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
赤いバスク踊子ダンスウ
“MONICO” (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)