少し笑いながら裾をおろした。これは日課の、朝の散歩なのかも知れない。佐野君は、自分の、指さした右手の処置に、少し困った。
服装はぴったりと体にあった燕の尾のような裾のついた黒い上衣(その一つのポケットからとても長い白ハンケチがぶら下っていた)
“裾”の解説
裾(すそ)とは、元は膝から下という意味。転じて、
衣服の下の方。また、その部分。
:「御送り迎への人の衣の裾堪へがたう、まさなきことどもあり」(源氏物語桐壺より)
髪の毛の先。
:「髪いとうるはしくてたけばかりに、裾いとふさやかなる。」(枕草子186より)
山の麓。
馬の脚。
物の端の方。下の方。末端。
川下。
数学の確率分布において、減衰している片端または両端を指す。累積分布関数をFとすると、累積分布関数の裾(裾分布関数、相補累積分布関数)Fは、F = 1 - F で定義できる。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)