雪の透く袖ゆきのすくそで
古びた手帳を繰ると、明治廿二年の秋、私は東北の或聯隊に軍曹をして奉職していたことがあった。丁度その年自分は教導団を卒業した、まだうら若い青年であった。 当時、その聯隊の秋季機動演習は、会津の若松の近傍で、師団演習を終えて、後、我聯隊はその地 …
作品に特徴的な語句
入来はいりく 種々しゅしゅ 瑞西すいつる さそわ こわ つらぬ 御願おんねがい こころ こう だち いず さなが 温雅しとやか 熔岩ラバー おも ぜん あた 御願おねがい おもい ひつぎ ただ えみ おこ 何卒なにとぞ 何様なにさま 偶然ふと かたわら 処々しょしょ あっ 大戸おおと わたし 宿しゅく 山宿やまじゅく のち あだか 戸外おもて 振返ふりかえ あらたま 最早もう もら 白髯しらひげ すぐ 突出つきで 筆紙ひつし 米沢よねぎわ 蕭殺しょうざつ ころも はな 金目かなめ 鈴生すずなり かん 一室ひとま 一寸ちょっと 一層いっそう 一方ひとかた 丁度ちょうど 万山ばんざん 中々なかなか 中門ちゅうもん とぼ 今宵こよい もっ 会心かいしん 会津あいづ 何某なにがし 俯向うつむ まま かね ところ 函迫はこせこ 切落きりおと 到底とうてい 剃刀かみそり すなわ 厳島いつくしま 古鏡こきょう 只今ただいま 吾人ごじん 喚起よびおこ 四辺あたり 四隣あたり 如何いか 如意にょい へや つく 山宿やましゅく 岩代いわしろ