“剃刀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみそり98.5%
そり0.7%
ていとう0.4%
はさみ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手足にも胸にもしく毛が生えているし、もずいぶん濃い。一日でも剃刀を当てないと、両頬の上のほうまで黒くなるのであった。
四日のあやめ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
折角の安さんの親切も、無駄であった。然し剃刀があった処で、あの安さんの清潔な手では全く恐れ入る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
万乗の君主金冠をし、剃刀の冷光翠髪ぐ。悲痛何ぞえんや。呉王の教授揚応能は、臣が名度牒に応ず、願わくは祝髪していまつらんとす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
床屋の主人揉上で二三度剃刀を鳴らしてゐたが