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逞
ふりがな文庫
“逞”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たくま
67.1%
たく
22.8%
たくまし
7.9%
たくましゅ
1.7%
たくましう
0.2%
たくましゅう
0.2%
ふと
0.2%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たくま
(逆引き)
T君は
勿論
(
もちろん
)
僕などよりもこう云う問題に通じていた。が、
逞
(
たくま
)
しい彼の指には余り不景気には縁のない
土耳古
(
トルコ
)
石の
指環
(
ゆびわ
)
も
嵌
(
は
)
まっていた。
歯車
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
逞(たくま)の例文をもっと
(50作品+)
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たく
(逆引き)
死骸になつて居る左吉松は、『喧嘩』といふ
綽名
(
あだな
)
を取つて居るだけに、小造りではあるが、三十五六の、申分なく
逞
(
たく
)
ましい男でした。
銭形平次捕物控:219 鐘の音
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
逞(たく)の例文をもっと
(50作品+)
見る
たくまし
(逆引き)
その事なれば及ばずながら、某一肢の力を添へん。われ彼の
金眸
(
きんぼう
)
に
意恨
(
うらみ
)
はなけれど、
彼奴
(
きゃつ
)
猛威を
逞
(
たくまし
)
うして、余の
獣類
(
けもの
)
を
濫
(
みだ
)
りに
虐
(
しいた
)
げ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
逞(たくまし)の例文をもっと
(50作品+)
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▼ すべて表示
たくましゅ
(逆引き)
然うなら訊いても駄目だ。こんな風に僕はなお
種々
(
いろいろ
)
と憶測を
逞
(
たくましゅ
)
うしたが、要するに成行を待つ外はないという極めて平凡な結論に達した。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
逞(たくましゅ)の例文をもっと
(11作品)
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たくましう
(逆引き)
そこをヘツリながら登るので、ヘエヅル山の称が起り、
終
(
しまい
)
に景鶴山となったのであるというのが臆測を
逞
(
たくましう
)
して到達した私の結論である。
利根川水源地の山々
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
逞(たくましう)の例文をもっと
(1作品)
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たくましゅう
(逆引き)
吾輩の講演を依頼する向きがソレ以来、激増して来たのには面喰った。一時は、お座敷がブツカリ合って遣り繰りが付かないほどの盛況を
逞
(
たくましゅう
)
したもんだ。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
逞(たくましゅう)の例文をもっと
(1作品)
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ふと
(逆引き)
原罪の
逞
(
ふと
)
い映像にうち貫かれた両の眼に、みじろぎもなく、氷雪いちめんの深い
歪
(
ひづ
)
みをたたえて秘かに空しくあれば、清浄といふ、己はもうあの心にも還る事はできないのだ。
逸見猶吉詩集
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
逞(ふと)の例文をもっと
(1作品)
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逞
漢検1級
部首:⾡
11画
“逞”を含む語句
不逞
不逞々々
不逞不逞
百逞
不逞団
不逞漢
不逞群衆
不逞鮮人
勢逞
口髭逞
林逞策
逞野心
骨逞
“逞”のふりがなが多い著者
山本周五郎
野村胡堂
吉川英治
海野十三
泉鏡花
国枝史郎
岡本かの子
夏目漱石
林芙美子
芥川竜之介