“逞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たくま65.5%
たく23.9%
たくまし8.4%
たくましゅ1.7%
たくましう0.2%
たくましゅう0.2%
ふと0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
T君は勿論僕などよりもこう云う問題に通じていた。が、しい彼の指には余り不景気には縁のない土耳古石の指環まっていた。
歯車 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
死骸になつて居る左吉松は、『喧嘩』といふ綽名を取つて居るだけに、小造りではあるが、三十五六の、申分なくましい男でした。
その事なれば及ばずながら、某一肢の力を添へん。われ彼の金眸意恨はなけれど、彼奴猛威をうして、余の獣類りにげ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
圧制偽善醜行うして、ってこれをらしている。ここにおいてか奸物共衣食き、正義衣食する。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
そこをヘツリながら登るので、ヘエヅル山の称が起り、に景鶴山となったのであるというのが臆測をして到達した私の結論である。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
吾輩の講演を依頼する向きがソレ以来、激増して来たのには面喰った。一時は、お座敷がブツカリ合って遣り繰りが付かないほどの盛況をしたもんだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
原罪のい映像にうち貫かれた両の眼に、みじろぎもなく、氷雪いちめんの深いみをたたえて秘かに空しくあれば、清浄といふ、己はもうあの心にも還る事はできないのだ。
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)