“たくまし”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんだか運命の威力というものも常にすまっている処でなくては、人の心の上に抑圧をたくましゅうする事が出来ないのではないかとさえ思われた。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
かつてはそこで弁信法師と共に、業火に焼けるわが家の炎をながめながら、一流の強弁をたくましうして、弁信と論じ合ったところ。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いわんや爾は海外の小邦、高麗の附国、之を中国に比すれば一郡のみ。士馬芻糧万分に過ぎず。螳怒是れたくましうし、鵝驕不遜なるがごときだに及ばず。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)