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濫
ふりがな文庫
“濫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
みだ
66.2%
みだり
20.6%
らん
7.4%
いたずら
1.5%
こぼ
1.5%
ぬす
1.5%
むやみ
1.5%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みだ
(逆引き)
濫
(
みだ
)
りに他の階級の人に訴えるような芸術を心がけることの危険を感じ、自分の立場を明らかにしておく必要を見るに至ったものだ。
広津氏に答う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
濫(みだ)の例文をもっと
(45作品)
見る
みだり
(逆引き)
濹の字は林述斎が墨田川を
言現
(
いいあらわ
)
すために
濫
(
みだり
)
に作ったもので、その詩集には濹上漁謡と題せられたものがある。文化年代のことである。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
濫(みだり)の例文をもっと
(14作品)
見る
らん
(逆引き)
子路
慍
(
いか
)
り、見えて曰く、君子も亦窮する有るかと。子曰く、君子固より窮す。小人窮すれば
斯
(
ここ
)
に
濫
(
らん
)
すと。——衞霊公篇——
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
濫(らん)の例文をもっと
(5作品)
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▼ すべて表示
いたずら
(逆引き)
濫
(
いたずら
)
な作者の道楽気は反省されなければならないと共に、群集の一人でも、此からの舞台では、仕出し根性を改めなければならないのではあるまいか。
印象:九月の帝国劇場
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
濫(いたずら)の例文をもっと
(1作品)
見る
こぼ
(逆引き)
ト
半
(
なかば
)
まで言切らぬ内、文三は血相を変てツと身を起し、ツカツカと
座舗
(
ざしき
)
を立出でて我
子舎
(
へや
)
へ戻り、机の前にブッ座ッて歯を
噛切
(
くいしば
)
ッての
悔涙
(
くやしなみだ
)
、ハラハラと膝へ
濫
(
こぼ
)
した。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
濫(こぼ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぬす
(逆引き)
孔子曰く、君子
固
(
もと
)
より窮す。小人窮すればすなわち
濫
(
ぬす
)
(窃)む。子貢、色を
作
(
な
)
す。孔子曰く、
賜
(
し
)
よ、
爾
(
なんじ
)
、予を以て多く学びて識れる
者
(
ひと
)
となすか。曰く、
然
(
しか
)
り、
非
(
しから
)
ざるか。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
濫(ぬす)の例文をもっと
(1作品)
見る
むやみ
(逆引き)
梅
(
うめ
)
が
咲
(
さ
)
いて、
紫色
(
むらさきいろ
)
の
雑木林
(
ざふきばやし
)
の
梢
(
こずゑ
)
が、
湿味
(
うるみ
)
を
持
(
も
)
つた
蒼
(
あを
)
い
空
(
そら
)
にスク/\
透
(
す
)
けて
見
(
み
)
え、
柳
(
やなぎ
)
がまだ
荒
(
あら
)
い
初東風
(
はつこち
)
に
悩
(
なや
)
まされて
居
(
ゐ
)
る
時分
(
じぶん
)
は、
濫
(
むやみ
)
と三
脚
(
きやく
)
を
持出
(
もちだ
)
して、
郊外
(
かうぐわい
)
の
景色
(
けしき
)
を
猟
(
あさ
)
つて
歩
(
ある
)
くのであるが
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
濫(むやみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
濫
常用漢字
中学
部首:⽔
18画
“濫”を含む語句
氾濫
濫觴
濫行
濫僧供
濫費
濫用
汎濫
濫発
濫造
濫伐
濫僧
濫読
濫作
濫出
大氾濫
粗製濫造
濫妨
濫糜
興福寺濫觴記
濫訳
...
“濫”のふりがなが多い著者
亀井勝一郎
二葉亭四迷
直木三十五
下村湖人
木下尚江
徳冨蘆花
牧野富太郎
橘外男
有島武郎
江見水蔭