“濫僧”の読み方と例文
読み方割合
ろうそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空也上人は延喜の頃に生れた人で、ちょうどかの濫僧ろうそうすなわち非人法師の徒が、しきりに発生した時代の人である。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
その頃の世人がキヨメをもエタと呼んでいた証拠であって、かねて事知らぬものは濫僧ろうそうをも、乞食・非人をも、同一にみておったことを知るに足るのである。
濫僧ろうそうとは前記餌取法師の徒で、肉食妻帯の下司げす法師ではあるが、もちろんそれ自身餌取ではない。