“濫僧供”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らんそうく33.3%
ろうそうく33.3%
らうそうく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これいわゆる濫僧供らんそうくなるもので、その施場は後の北山十八間戸の起原をなしたものだと言われている。
濫僧考補遺 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
濫僧供ろうそうくの事は、「後二条関白記」寛治六年正月十九日の条、「人事記」久安五年十一月十日条などにも見えて、平安朝にはしばしば行われたものらしい。
子細知らぬ者はラウソウと云ふ乞食等の、沙門の形なれども、その行儀僧にもあらぬを濫僧と名づけて、施行ひかるゝをば濫僧供らうそうくと云ふ。
エタ源流考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)