“大氾濫”の読み方と例文
読み方割合
だいはんらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久し振りに江戸を離れて、片瀬から江の島とのし廻し、炭坑節とトンコ節の大氾濫だいはんらんでもくらはせようと言つた、野望に燃えて居る八五郎だつたのです。
八五郎から噂は聽いて居りましたが、碧血へきけつ大氾濫だいはんらんの中に横はつた若い嫁は、まことに非凡の美しさです。
モーツァルトの音楽は美の大氾濫だいはんらんであったと同時に、冷たいほのおのような不思議な気魄きはくを持ったものである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)