“猟”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
あさ38.8%
りょう23.1%
かり13.2%
10.7%
10.7%
れふ1.7%
りやう0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われらがこの家をいでたる時、日はいまだ昇らざりき。われらはうずらあさらんがために、手に手に散弾銃をたずさえて、ただ一頭の犬をひけり。
二人の青年紳士しんしりょうに出てみちまよい、「注文ちゅうもんの多い料理店りょうりてん」にはいり、その途方とほうもない経営者けいえいしゃからかえって注文されていたはなし。
『華麗なワルツ(作品一八の一)』とメンデルスゾーンの『かりの歌』の腹合せ、ブランスウィック十二インチの『ハンガリー狂詩曲第二』
ある年の秋の事とか、中将微服して山里にり暮らし、ばばひとり住む山小屋に渋茶一わん所望しけるに、ばばつくづくと中将の様子を見て
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
小屋の前にむしろを敷いて葛岡はいたちる罠だという横長い四角い箱の入口の落しぶたの工合をかたん/\いわせながら落し試みていました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
これは農業のうげふのかたはられふをもなすゆゑに国許こくきよつゝなり。
或は遠方より熊を銃殺じゆうさつする位なり、し命中あやまりてくまのがるれば之を追捕するのいうなきなり、而るに秋田若くは越後の猟人年々此山奥に入り来りてりやうするを見れば
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
同胞新聞の楼上なる、編輯室へんしふしつ暖炉ストウブほとりには、四五の記者の立ちて新聞をさるあり、椅子にりて手帳をひるがへすあり、今日の勤務の打ち合はせやすらん
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)