“姥”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うば78.7%
ばあ6.6%
おうな4.9%
ウバ4.9%
ばば3.3%
おんば1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“姥”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話](児童)100.0%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 社会・家庭生活の習俗26.7%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]13.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
どうかこのうばが一生のお願いでございますから、たとい草木くさきを分けましても、娘の行方ゆくえをお尋ね下さいまし。
藪の中 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
や、不重宝ぶちょうほう、途中揺溢ゆりこぼいて、これはつゆが出ました。(その首、血だらけ)これ、うば殿、姥殿。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
むかし王羲之わうぎし蕺山しふざんといふところに住んでゐた頃、近所に団扇売うちはうりばあさんがゐた。
浪さんより便たよりあらばよろしくよろしく伝えらるべく、帰りにはばあへ沢山土産みやげを持って来ると御伝おんつたえくだされたく候。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
そうして若殿頼正は、今夜もこの家へ引き寄せられ、美しい娘の水藻みずもに化けた百歳のおうな久田のためにたぶらかされているらしい。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
西洋画写生の法を浮世絵の人物に施してよく成功せる点はむしろ北斎の上に出づといふも過賞にあらず(浅草観音堂内奉納の絵額に一ツ家のおうなの図あり)。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
今、当麻タギマ語部カタリベウバは、神憑カミガカりに入るらしく、わな/\震ひはじめて居るのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だが、さう言ふ物語りはあつても、それは唯、此里の語部カタリベウバの口に、さう伝へられてゐる、と言ふに過ぎぬフル物語りであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ある年の秋の事とか、中将微服して山里にり暮らし、ばばひとり住む山小屋に渋茶一わん所望しけるに、ばばつくづくと中将の様子を見て、
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
其れから明治廿九年乃木中将が台湾たいわん総督そうとくとなる時、母堂が渡台の御暇乞に参内さんだいして、皇后陛下の御問に対し、ばばは台湾の土にならん為、せがれ先途せんどを見届けん為に台湾にまいります、と御答え申上げたと云う記事は、また深く余の心にみた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「こりゃ、何よ、何だぜ、あのう、おらが嫁さんにろうと思って、おんばが店で買って来たんで、うまそうだから、しょこなめたい。たった一ツだな。みんな嫁さんに遣るんだぜ。」
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)