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おうな
ふりがな文庫
“おうな”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
オウナ
語句
割合
媼
64.1%
老媼
15.2%
嫗
13.0%
姥
3.3%
老女
2.2%
老婦
1.1%
老嫗
1.1%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
媼
(逆引き)
あの高砂の
媼
(
おうな
)
と翁のように、安らかに、自然に、天命にゆだねて思うことなく静かにともに生きる——それは尊い明け暮れである。
女性の諸問題
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
おうな(媼)の例文をもっと
(50作品+)
見る
老媼
(逆引き)
渠
(
かれ
)
は清川お通とて、親も兄弟もあらぬ
独身
(
ひとりみ
)
なるが、家を同じくする者とては、わずかに一
人
(
にん
)
の
老媼
(
おうな
)
あるのみ、これその
婢
(
ひ
)
なり。
妖僧記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おうな(老媼)の例文をもっと
(14作品)
見る
嫗
(逆引き)
蘆の中に、色の白い
痩
(
や
)
せた
嫗
(
おうな
)
、
高家
(
こうけ
)
の後室ともあろう、品の
可
(
い
)
い、目の赤いのが、
朦朧
(
もうろう
)
と
踞
(
しゃが
)
んだ手から、
蜘蛛
(
くも
)
の
囲
(
い
)
かと見る糸
一条
(
ひとすじ
)
。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
おうな(嫗)の例文をもっと
(12作品)
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▼ すべて表示
姥
(逆引き)
そうして若殿頼正は、今夜もこの家へ引き寄せられ、美しい娘の
水藻
(
みずも
)
に化けた百歳の
姥
(
おうな
)
久田のために
誑
(
たぶら
)
かされているらしい。しかも若殿頼正の
生命
(
いのち
)
は寸刻に
逼
(
せま
)
っているらしい。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
おうな(姥)の例文をもっと
(3作品)
見る
老女
(逆引き)
しばしありて、今まで
木影
(
こかげ
)
に隠れたる苫屋の
燈
(
ともしび
)
見えたり。近寄りて、「ハンスルが家はここなりや、」とおとなへば、傾きし
簷端
(
のきば
)
の小窓
開
(
あ
)
きて、白髪の
老女
(
おうな
)
、舟をさしのぞきつ。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
おうな(老女)の例文をもっと
(2作品)
見る
老婦
(逆引き)
「げに月日経つことの早さよ、源叔父。ゆり殿が赤児
抱
(
だ
)
きて磯辺に立てるを
視
(
み
)
しは、われには
昨日
(
きのう
)
のようなる心地す」
老婦
(
おうな
)
は嘆息つきて
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
俳優
(
やくしゃ
)
のうちに
久米五郎
(
くめごろう
)
とて
稀
(
まれ
)
なる美男まじれりちょう噂島の娘らが間に高しとききぬ、いかにと若者
姉妹
(
はらから
)
に向かっていえば二人は顔赤らめ、
老婦
(
おうな
)
は大声に笑いぬ。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
おうな(老婦)の例文をもっと
(1作品)
見る
老嫗
(逆引き)
寝覚
(
ねざめ
)
の
老嫗
(
おうな
)
後の世の
若菜集
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
おうな(老嫗)の例文をもっと
(1作品)
見る
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