“おうな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
63.7%
老媼15.4%
13.2%
3.3%
老女2.2%
老婦1.1%
老嫗1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの高砂のと翁のように、安らかに、自然に、天命にゆだねて思うことなく静かにともに生きる——それは尊い明け暮れである。
女性の諸問題 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
は清川お通とて、親も兄弟もあらぬ独身なるが、家を同じくする者とては、わずかに一老媼あるのみ、これそのなり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
蘆の中に、色の白いせた高家の後室ともあろう、品のい、目の赤いのが、朦朧んだ手から、蜘蛛かと見る糸一条
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そうして若殿頼正は、今夜もこの家へ引き寄せられ、美しい娘の水藻に化けた百歳の久田のためにかされているらしい。しかも若殿頼正の生命は寸刻にっているらしい。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しばしありて、今まで木影に隠れたる苫屋の見えたり。近寄りて、「ハンスルが家はここなりや、」とおとなへば、傾きし簷端の小窓きて、白髪の老女、舟をさしのぞきつ。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「げに月日経つことの早さよ、源叔父。ゆり殿が赤児きて磯辺に立てるをしは、われには昨日のようなる心地す」老婦は嘆息つきて
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
俳優のうちに久米五郎とてなる美男まじれりちょう噂島の娘らが間に高しとききぬ、いかにと若者姉妹に向かっていえば二人は顔赤らめ、老婦は大声に笑いぬ。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)