“老媼”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おうな35.3%
ろうおう23.5%
ばあや11.8%
おば5.9%
おばあ2.9%
おばあさん2.9%
おみな2.9%
ばば2.9%
ばばあ2.9%
らうあう2.9%
(他:2)6.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“老媼”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学14.3%
歴史 > 日本史 > 日本史3.5%
文学 > 中国文学 > 小説 物語2.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
わがアヌンチヤタと老媼おうなとを伴ひて旅館にかへりしとき、門守る男はベルナルドオが留守におとづれしことを告げたり。
この枯野に、なにを探しているのか、草むらの中にうずくまって、土を掻き分けていた老媼おうなが、彼の跫音あしおとにふと顔をあげ、
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたくしはそれをたずねて見ないあいだは心の落着きをとり入れられませんので、老媼ろうおうにこう尋ねて見たのでございます。
玉章 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
居合わせた人が、あわててその場にあった鉄瓶の湯をその老媼ろうおうの口に注ぎ込んだ。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
毎朝の御出勤にも、旦那様の洋杖奥様持ちて送り出たまへば、奥様がお穿きものの注意、旦那様より老媼ばあやに与へらるるほどの御心入り。
今様夫婦気質 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
「両親が早く亡くなって、家には老媼ばあや一人しかいないものですから、来ることができないのです。」
封三娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
割木ほどの事も大台にしてしかりとばさるる婢女はしたの身つらや、はじめ受宿うけやど老媼おばさまが言葉には御子様がたは男女なんによ六人
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
割木わりきほどの事も大臺おほだいにして叱りとばさるゝ婢女はしたの身つらや、はじめ受宿うけやど老媼おばさまが言葉には御子樣がたは男女なんによ六人
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
真面目まじめ会話はなしをしている時に、子供心にも、きつねにつままれたのではないかと、ふと、老媼おばあさんをあきれて見詰めることがあった。
老奥方おばあさんのお辞儀は段々ふえて、売れ高はグングン減ってゆくが、そんな事に頓着とんじゃくのない老媼おばあさん隣店となりの売行きを感嘆して眺め、ホクホクしていう。
かれ還り上りまして、その老媼を召して、その見失はず、さだかにその地を知れりしことを譽めて、置目おきめ老媼おみなといふ名を賜ひき。
この天皇、その父王市の邊の王の御骨みかばねぎたまふ時に、淡海あふみの國なる賤しき老媼おみなまゐ出て白さく、「王子の御骨を埋みし所は、もはら吾よく知れり。またその御齒もちて知るべし」とまをしき。
かくて還り上られて、その老婆を召して、場所を忘れずに見ておいたことを譽めて、置目おきめ老媼ばばという名をくださいました。
千日紅の花でも後手に持つた、腰曲りの老媼ばばあでも来ると、
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そこで、この媼は娘のときから入りかはり立ちかはり日本留学生の世話をして老媼らうあうに及んだのである。
日本媼 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
一人ものの老媼ろうばの二階なりき。
葛のうら葉 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
老媼をうなかくつぶやきながら
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)