“唐突”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だしぬけ47.0%
とうとつ38.0%
たうとつ9.6%
いきなり3.6%
だしぬ0.6%
とっぴ0.6%
やには0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『だつて引越し方があんまり唐突だからさ。』と言つて、銀之助は気を変へて、『しかし、寺の方が反つて勉強は出来るだらう。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
しまして、いきなりんでからの物語めたのでは、やらあまり唐突……現世来世との連絡しもらないので
自分にしても、何となく寝苦しい一夜だつた昨夜の事が、唐突に、その原因に関聯があるやうな気がしてきて、一種の憎悪を持つて、加野を考へてゐた——。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
まで湯に漬りながら、下歯をガクガクと震わせながら、しかも彼は身動きすることを怖れて、数瞬じいっとえていた。と、唐突
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
城は蝸牛、何程の事やある、どうとも勝手にしやがれと、小宮山は唐突かれて、度胆まれたのでありますから、少々捨鉢の気味これあり、せず後に続くと、割合に広々とした一間へ通す。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と私は空虚な声を出した。話の模様があんまり唐突に変化したのに面喰いながら若林博士の蒼白い顔と、額縁の中の斎藤博士の微笑とをる交る見比べた。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
轡虫が啼く……唐突に座り直して、ぐいと右の指を二三本白粉の瓶に突つ込む。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)