“唐縮緬”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
とうちりめん74.2%
たうちりめん9.7%
めりんす9.7%
からちりめん3.2%
モスリン3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“唐縮緬”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 日本4.2%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
幅の狭い唐縮緬とうちりめんをちょきり結びに御臀おしりの上へ乗せて、かすり筒袖つつそでをつんつるてんに着ている。
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ちょいと含んで、片手で持添えた雪のようなひじからむ、唐縮緬とうちりめんの筒袖のへりを取った、継合わせもののその
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
婀娜あだたるこゑ障子しやうじけてかほした、水色みづいろ唐縮緬たうちりめん引裂ひつさいたまゝのたすき
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
大きく菊の花を染めた、派手な唐縮緬たうちりめん衣服きものを着た藤野さんの姿の交つたのは、村端むらはづれの泥田に蓮華の花の咲いたよりも猶鮮やかに
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ぎりぎり繃帯ほうたいをしていました、綿銘仙のあかじみたあわせに、緋勝ひがち唐縮緬めりんすと黒の打合せの帯、こいつを後生大事にめて
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さっと開いたふすまとともに、唐縮緬めりんす友染の不断帯、格子の銘仙めいせんの羽織を着て、いつか、縁日で見たような、三ツ四ツ年紀としけた姿。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
およそ十丈もあろうかと思うほどの、裸体の人形で、腰には赤の唐縮緬からちりめんの腰巻をさして下からだんだん海女の胎内に入るのです。
江戸か東京か (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
これも後には、白か紫の唐縮緬モスリンになり、哀れなほど腰の弱い安縮緬ちりめんや、羽二重はぶたえ絞りの猫じゃらしになったが、どんな本絞りの鹿でも、ぐいと締る下町ッ子とは、何処か肌合はだあいが違っている。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)