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『枯菊の影』
ふりがな文庫
『
枯菊の影
(
かれぎくのかげ
)
』
少し肺炎の徴候が見えるようだからよく御注意なさい、いずれ今夜もう一遍見に来ますからと云い置いて医者は帰ってしまった。 妻は枕元の火鉢の傍で縫いかけの子供の春着を膝へのせたまま、向うの唐紙の更紗模様をボンヤリ見詰めて何か考えていたが、思い出し …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「ホトトギス 第十巻第五号」1907(明治40)年2月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約22分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
囲
(
めぐ
)
罵
(
のの
)
権突
(
けんつく
)
快
(
よ
)
定
(
きま
)
嫌
(
いや
)
夭死
(
ようし
)
蔓
(
はびこ
)
足
(
た
)
雇
(
やとい
)
人車
(
じんしゃ
)
長閑
(
のどか
)
打
(
ぶ
)
此処
(
ここ
)
永劫
(
えいごう
)
無暗
(
むやみ
)
無為
(
むい
)
雌黄
(
しおう
)
玩具
(
おもちゃ
)
田端
(
たばた
)
眼瞼
(
まぶた
)
諺
(
ことわざ
)
矢声
(
やごえ
)
積
(
つも
)
纏
(
まと
)
身銭
(
みぜに
)
身
(
み
)
罹
(
かか
)
藍墨
(
あいずみ
)
藻掻
(
もが
)
諛
(
へつら
)
呑気
(
のんき
)
三
(
み
)
下手
(
へた
)
代赭
(
たいしゃ
)
但
(
ただ
)
何処
(
どこ
)
凧
(
たこ
)
劇
(
はげ
)
却
(
かえ
)
厭
(
いや
)
反身
(
そりみ
)
可笑
(
おか
)
林檎
(
りんご
)
唐紙
(
からかみ
)
堆
(
うずたか
)
声高
(
こわだか
)
大人
(
おとな
)
宅
(
うち
)
常闇
(
とこやみ
)
当
(
あて
)
我儘
(
わがまま
)
一遍
(
いっぺん
)
挌闘
(
かくとう
)
更紗
(
さらさ
)