“罵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ののし83.4%
のゝし9.8%
のの5.8%
のゝ0.3%
ののしり0.3%
の0.2%
ののしっ0.2%
ノ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海の中に落ちた水兵は一生懸命に片手を挙げ、何かおお声に叫んでいた。ブイは水兵たちの罵(ののし)る声と一しょに海の上へ飛んで行った。
三つの窓 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
見(み)よ、愚劣(ぐれつ)な×(2)旗(き)に対して拳(こぶし)を振(ふ)る子供(こども)らを、顔(かほ)をそむけて罵(のゝし)る女(をんな)たちを、無言(むごん)のまゝ反抗(はんこう)の視線(しせん)を列(れつ)に灼(や)きつける男(をとこ)たちを!
そして胃を病んで死んだのであるが、寝こんでから息をひきとるまで、半年以上ものあいだ彼を「不孝者」といって罵(のの)しり続けた。
泥棒と若殿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
割(わ)つても言はせて見せんと大音(だいおん)に罵(のゝ)しり又もや拷問(がうもん)に懸(かけ)んとす然るに傳吉は最早(もはや)覺悟の事なれば疲(つか)れたる聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その中には、ロシアの津々浦々、到るところで、馬を励ましたり、急き立てたりする時に浴びせる、いろんな掛声だの、滅多矢鱈(めったやたら)な、あらゆる罵(ののしり)り声だのが取り入れてあった。
ここに大伴(おほとも)の連(むらじ)等が祖道(みち)の臣(おみ)の命、久米(くめ)の直(あたへ)等が祖大久米(おほくめ)の命二人、兄宇迦斯(えうかし)を召(よ)びて、罵(の)りていはく
思わず罵(ののしっ)た。この馬鹿野郎、貴様は何だ、何(な)ぜ名を云て呉(く)れんか、乃公(おれ)は怖くて堪(たま)らなかったと云て、奥に通して色々世間話をして、共々に大笑(たいしょう)した事がある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
のろふがさうした分化を遂げるには、罵(ノ)る・叱(ノ)るなどの悪し様に言ふと言つた用語例が助けてゐる事であらう。