“罵詈讒謗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばりざんぼう94.7%
ばりざんばう5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はてのひらでばたばたと鳥居の柱を敲きながら矢鱈やたらに身体をも打ち付けた。打ち付け打ち付け罵詈讒謗ばりざんぼうを極めて見たが鳥居は動かなかった。
或る部落の五つの話 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
その他、あらゆる罵詈讒謗ばりざんぼうがうしろから飛んで来たが、武蔵は見向きもせず、また、北条新蔵にも、足を止めることを許さず
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
初め篠田如き者を迂濶うくわつに入会を許したのが君の失策である、如何どうだ、の新聞のくちは、政府だの資産あるものだのと見ると、事の善悪にかゝはらず罵詈讒謗ばりざんばうの毒筆をもてあそぶのだ、彼奴きやつ帰朝かへつて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)